まさかの凧状態!野外音楽フェスでつむじ風が発生してテントが宙に舞いまくる(ドイツ)
7月19~21日、ドイツ・ヴェーツェ空港周辺で野外音楽フェス「パルーカヴィル(Parookaville)」が開催された。
2015年に始まったエレクトロニック・ダンス・ミュージックの祭典で、年々人気が高まっており今年は計8万人が訪れたらしい。
そんな大規模なイベントの会場を、突然のつむじ風が襲った。
テントが次々と中に舞い、くるくると回転するという怖いんだけどなんだか不思議な光景が広がったようだ。糸の切れた凧のようで凄いことになっている。
・無数のテントがくるくる舞ってえらいこっちゃ!
Tornado bei Parookaville 2018
つむじ風が発生したのはイベント最終日の7月21日、会場に併設されたキャンプ場でのことだ。
設置されていたテントやさまざまなアイテムが次から次へと空中へ舞い上がり、くるくると回転を始める。
撮影者の男性が笑っているからだろうか、かすかに聞こえるエレクトロな音楽のせいだろうか。
間違いなく緊急事態なのに無数のテントがふわふわとダンスをしているようにも見えてくるが間違いなく緊急事態である。
海外メディアによると4人が軽傷を負ったが大事には至らなかったとのこと。ただ、たくさんのテントがボロボロになってしまったようだ。
・アメリカの音楽フェスでもテントが宙を舞った!
Tornado at the Rose Bowl
野外イベントでつむじ風が発生するとテントが舞うのはお約束らしい。
2015年、アメリカ・カリフォルニア州パサデナのローズボウル・スタジアムで開催された音楽フェスの最中にもつむじ風が発生。
笑っているどころじゃないレベルの大きなテントが次々と舞い上がり、4人がケガをしたそうだ。
これ、リアルにその場にいたらめちゃめちゃ怖いだろうな。
・晴れた日に運動場などで発生しやすい「ダストデビル」
なお、これらのつむじ風は「ダストデビル(塵旋風)」とも呼ばれ、晴れた日に太陽光などで地表が強く熱せられることで発生しがちなのだとか。
ある程度の広さがある運動場や駐車場などで発生しやすく、小規模な場合が多いが大規模なものになると人や建物に被害を及ぼすこともあるという。
もちろん野外イベントなんかは晴れていた方がいいわけだが、あまりにも日差しが強いと「ダストデビル」にも注意が必要ってことかな。
References:Ladbible / Geekologie など / written by usagi / edited by parumo