「夏の甲子園第86回大会」白河の関を一気に飛び越え優勝旗が北海道へ (2/2ページ)

アサ芸プラス

7回表の第4打席にも適時左前安打を放ち、夏の大会史上5人目となるサイクル安打を達成したのである。終わってみればチーム全体で計18安打。強力打線は本物だと思わせる猛打ぶりで北海道勢としては76年ぶりとなるベスト4進出を果たしたのである。

 準決勝も打撃戦となったが、14安打の駒苫が12安打の東海大甲府(山梨)を10‐8で下し、ついに決勝戦へと進出。北海道勢悲願の初優勝を懸けた相手はこの春の選抜で初出場初優勝を果たし、夏も初出場で決勝戦に進出。史上初の“春夏初出場連覇”を狙う済美(愛媛)だった。この強敵相手に試合は序盤から激しい点の取り合いとなり、6回を終わって9‐9と壮絶な打ち合いとなった。結果的には7回裏に3点を取って突き放した駒苫が13‐10という大打撃戦を制して栄冠に輝くのだが、この試合でも駒苫打線は毎回の20安打を放った。結局、駒苫は大会を通じて174打数78安打。現在でも大会史上最高となっているチーム打率4割4分8厘をマークしたのである。北海道勢初の全国制覇は、まさにバットでもぎ取った優勝であったのだ。

(高校野球評論家・上杉純也)=敬称略=

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