小動物に追いかけられるという恐怖。怖いというよりもどうしてあげたら良いのかわからず警察に助けを求める。(ドイツ)
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訳が分からないまま何かに追いかけられたとしたら、誰だって恐怖を感じるだろう。例えそれがかわいらしい小動物であったとしても。
8月9日朝、ドイツのカールスルーエ警察は、珍しい緊急事態に遭遇してしまった男性からの通報を受けた。
通りを歩いていたところ、何か小動物のようなものにロックオンされてしまったのだという。
その小動物は明らかに男性に関心を持っている様子で、後から後からついてくる。どうしてもその追跡を振り切ることができなかったという。
通報を受けた警察官がパトカーで現場に駆けつけてみると・・・?
・リスの赤ちゃんに追い回された男性がヘルプ!
警察官が現場に到着したところ、確かにその男性は確かに小動物に追いかけ回されていた。ふわふわした尻尾が愛らしい、メスのリスの赤ちゃんである。
幸いにも、警察官はリスの赤ちゃんの捕獲に成功。
箱の中に保護すると、走り回って疲れたのかすぐに眠りに落ちてしまった。
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・母リスとはぐれてしまい保護者を求めていた可能性
いったいなぜ、リスの赤ちゃんは男性を追いかけ回していたのだろう?
カールスルーエ警察は、このリスの赤ちゃんは母親とはぐれてしまった、あるいは育児放棄されてしまった可能性を考えている。
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そして本能的に母親の代わりに守ってくれる者を探したところ、「この人なら!」と男性に白羽の矢をたてたのではないかと推測した。
つまり、男性は赤ちゃんリスに選ばれたのである。
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・警察にいったん保護され専門家の元へ
リスの赤ちゃんはしばらく警察に保護された後、野生動物の専門家に引き渡された。そして十分なケアと環境を与えられた。
リスの赤ちゃんの選択は正しかったようだ。結果的にこの男性が動き、警察に保護され、正しいケアをしてくれる専門家の元へ導かれていったのだから。
野生の勘というやつは赤ちゃんの頃からしっかりと備わっていたようだね。
References: written by usagi / edited by parumo