元テレビ朝日アナウンサーで、ウッチャンナンチャンの内村光良の妻、徳永有美が１３年ぶりにテレ朝の『報道ステーション』にキャスターとして復帰することになった。テレ朝の同期局員と結婚していた徳永だが、内村との〝不倫〟があり２００３年に離婚。翌々年に退社し内村と結婚した。この一件のせいで徳永、内村ともテレ朝は事実上の出禁と言われていたのだが、徳永がまさかの復帰を果たした背景は――テレ朝と内村の間で〝密約〟の存在が囁かれている。

誰もが驚く起用となった。内村と結婚後、２人の子供を出産した徳永は昨年、サイバーエージェントとテレ朝が出資したインターネット放送『ＡｂｅｍａＴＶ』の『けやきヒルズ』で久しぶりにキャスター復帰。さらに同年４月からＢＳ朝日の『ＳＰＯＲＴＳ　Ｘ』にも出演していた。テレ朝関係の仕事が増えていたのは事実だが、「けやきヒルズはテレ朝本社で収録しているのだが、アナウンス部には『まだ行けない…』と近寄りもしなかった。『ＳＰＯＲＴＳ　Ｘ』はテレ朝以外の場所での収録。徳永本人も気まずさを感じていた」（テレ朝関係者）

そんな状態にもかかわらず、テレ朝の看板番組「報ステ」のキャスターとは、大抜擢としか言いようがない。テレ朝の早河洋会長がトップダウンで決めたから実現したのだが、その裏では内村の存在が見え隠れしている。「けやきヒルズでの徳永の評判が良かったのは事実だが、もちろんそれだけではない。内村と言えば日テレの『世界の果てまでイッテＱ！』のメインＭＣとして高視聴率を稼ぎ出し、昨年は紅白歌合戦の司会も務めた。今や全世代に人気の芸人だが、徳永との件があってからはテレ朝でレギュラー番組を持っていない。バラエティー番組を強化したいテレ朝は、徳永起用の条件として来年内村の新番組立ち上げの内諾を取ったという噂です」（制作会社幹部）

内村が順調だった徳永のアナウンサー人生を大きく変えてしまったことは否定できない。報ステキャスターが決まったのも、内村なりの〝嫁孝行〟ということだろう。