テレビゲームで子供の共感力を高めることができる(米研究) (2/3ページ)

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・数週間でゲームをプレイする子供たちの脳が変化。良い方向に働く

 最初の一連の研究が『npj Science of Learning』に掲載された。それはこの類のゲームをプレイする子供が、数週間で脳ネットワークの結合を増大させることを初めて実証した。

 そこは共感や視点取得と関係する領域だ。また被験者の中にはこれらの脳領域で重大なスキルを見せ始める者もいた。
 
 「他人が直面する困難や問題に共感できないと、人助けのモチベーションが上がりません」と研究チームを率いるリチャード・デビッドソン氏は言う。

 「この研究で願っているのは、ゲームは脳に良いことにも使えるのだと明らかにすることです。そのことをゲーム業界もユーザーも忘れずにいれば、悪影響を与えるよりも脳の素晴らしい資質を育てるようなゲームを作れるかもしれません」
 
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・どうせゲームで遊ぶなら、面白くて脳に良い影響を与えるものを

 平均すると、8~18歳の子供は毎日70分以上ゲームで遊ぶという。この発達期において、脳には計り知れぬ爆発が起きているが、同時にうつ、不安、いじめといったことも見られる。

 研究チームは、こうした行動反応の仕組みや、ゲームによって一般にそれらがどのように引き起こされるのか知りたいと考えた。

 最近の若者にとって、テレビゲームは感情と人格形成の媒体として使われているかのようだ。
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