「文科省を立て直したい」プロレスで完勝の馳浩、次期政権で文科相再登板に意欲! (2/2ページ)

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武藤がマスターズを立ち上げた理由のひとつに「あの頃の熱を取り戻したい」というものがあったが、これこそが「あの頃の熱」である。

 試合は、越中がとにかく元気な動きを見せた。あの頃とまったく動きが変わらないのはお見事。個人的には右足のケガが原因で引退した青柳政司館長が心配だったが、館長も蹴りこそキレはないものの、試合中に違和感を感じる動きはほとんどなかった。AKIRAと齋藤彰俊がガッチリとカバーしていたところに、維震軍の絆の深さを感じた。試合は、カブキが馳に毒霧を噴射したところから一気に動き出し、武藤が「手術後初めてやった」というシャイニングウィザードをAKIRAに決めた。その流れで馳がノーザンライトスープレックスで3カウントを奪取。BATTが勝利を収めた。

 試合後、マイクを掴んだ馳は「来年も見たい?武藤!来年試合できるのかよ?」と武藤に問いかけると、武藤は「全然政治家らしくないね?ちゃんと政治家の仕事してる?時間有り余ってるの?来年?…やりましょう!」とジョークを交えながら来年の試合を約束した。

 インタビューブースで武藤は「先生(馳)に無茶ぶりされたんで言っちゃったんですけど、きょう主治医が来てたんですよ。復帰時期はちょっと…」と口ごもるのを見た馳が「(復帰すると)言ったよな!」と促した。「来年だから。来年の12月でも来年だから(笑)」と武藤は周囲を笑わせると、続けて「また組みてぇよな。また集まろうぜ」とBATTの再結集を誓い、他のメンバーも同調した。今度は武藤も入ったBATTが見られるはずだ。

 馳は教え子である大谷の成長がうれしかったようで「大谷は立派に成長した」と称賛。ケア、人生にも労いの言葉を送っていた。手術をした盟友の力になれればいいと、2月から公務の合間をぬってトレーニングしてきたという馳だが、この肉体を維持し続けるのは現役選手でも至難の業。さすがは元オリンピック日本代表選手である。

 公務の方では来月、自民党の総裁選が控えている。総裁選の広報担当部長に就任した馳は「公には誰を応援すると言えない立場」だそうだが、政治部の記者から総裁選後にできる次期政権でやりたいことを質問されると、「あそこまで堕ちてしまった文科省を大臣として、内閣から立て直したい気持ちはある」と答え、問題が山積している文部科学相への再登板に意欲を示した。

 最後は代議士の顔に切り替わっていたが、この日、馳がプロレスラーとして私たちが忘れかけていたいろいろなことを思い出させてくれたのは、20年振りに感じた夏の思い出になるに違いない。

※文中敬称略

取材・文・写真 / どら増田

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