「なぜ結婚しないのか?」独身男性が独りでいる理由を進化論的に分析してみた(海外研究) (3/4ページ)
この説に異論を唱える声も
ニューカースル大学で男らしさについて研究する、クリス・ヘイウッド博士は、この研究が、男たちが自分たちの恋愛関係をどのように語るかという重要な話題を提供してくれる一方で、アポストロウ氏が自分の"ミスマッチ説"の比較のために、先祖の社会を持ち出していることに困惑する、と語る。
ヘイウッド博士は、アポストロウ氏が男らしさを混同して、それらを"現代の男らしさのほんの一面的な概念"と比較しているのは、紛らわしいと説く。
・そもそも生殖がすべてではない
また、ヘイウッド博士は、ここでとられている理論的アプローチが、配偶者を惹きつけ確保するための進化論的適応として、性欲とロマンチックな愛を枠にはめているやり方に反論する。
男女関係は生殖によって推進されるという考えに凝り固まっているヘテロノーマティビティ(異性愛規範:すべての人が自然な役割をもつとされる性別のいずれかに属するとする)という規範は確かに存在するが、それがすべてではない。
ヘイウッド博士は、すべての男性が、社会的に非常に望ましいと認められた女性との間に子供をもちたいと思っているとは、必ずしも思えないという。その逆もしかりだ。
ジェンダーロール(性別による役割分担)の定義は徐々に崩れ、一部にとってはますます厳しい状況になっているようだ。
「男女が関係を始める方法が急激に変わっているということは、新たな男らしさの形が生み出されているということだ」とヘイウッド博士は言う。