志村けん「千鳥とタカ&トシの漫才が好きな理由とは!?」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕

日刊大衆

志村けん「千鳥とタカ&トシの漫才が好きな理由とは!?」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕

 さて前回に続いて、志村けんさんとの対談です。『志村魂』&『志村けん笑』の稽古の終わりに、共演者の高嶋香帆ちゃんと加島ちかえちゃんも交えて、“ハーレム飲み会”を開催。今回は、志村さんが“若さを保つための3つの秘訣”を教えてくれるとか。

志村「まず1つ目は、毎日酒は飲んでいるし、“休肝日”もないけど、最近は、なるべく夜12時には切り上げるようにしているんだよ。これは大事」

ゆま「いやいやいや(笑)。それでも飲みすぎですよ」

志村「昔みたいに朝まで飲み明かすことはなくなったから、飲む量も半分ぐらい減ったんだけどなぁ」

高嶋「2つ目は何ですか?」

志村「ウォーキングをしているよ。毎日1時間半ほど」

ゆま「それはスゴイ!」

加島「お稽古のある日も歩くんですか?」

志村「歩いているよ。でも、何年か前の『志村魂』のときに上島竜平が、医者に糖尿病になるといわれたとかで、運動をしようと思ったんだろうね。家から稽古場まで歩いてきたんだよ。そしたら、稽古場に着いたときには疲れ果てて、うとうと寝ていやがるんだよ(笑)」

ゆま「あはは、かわいい」

高嶋「お酒は夜12時までにして、一日1時間半は歩く。もう一つは何ですか」

志村「やっぱり食事だね。俺は豆乳ときな粉とヨーグルト、バナナ。こればっかり食っているよ。あと、一時期、熊本県にいる知人から“サラサラたまねぎ”というものを送ってもらってね。これも健康にいいから、一時期、毎朝食べていたよ」

ゆま「なんだかんだいって、やっぱり健康には気遣っていらっしゃるんですね。お酒以外は……」

志村「昔はホント、竜平とよく飲んだよな。ただ最近はあいつも年だから、以前ほど飲めなくなったね」

ゆま「お笑いコンビ『千鳥』の大悟さんとも、よく飲んでいらっしゃいますよね」

志村「大悟も飲むねー。この前、ロケに行ったときも、最初に温泉街のスナックを3軒回って、その後、バーでも飲んで……」

ゆま「どれだけ飲んでいるんですか(笑)」

志村「いや、バーのあと、ようやく自分たちの宿泊するホテルに戻ってきたんだけど、大悟のヤツ、“お疲れさまでした”と言っておきながら、二言目には“まだ、お酒ありますか? 部屋で飲みませんか?”って」

女性陣「ええ?」

志村「結局、4時頃まで飲んでたんじゃないかなぁ」

高嶋「全然、12時までに切り上げていませんね」

■大悟は遅刻した理由を「志村さんと飲んでいました」って…

加島「次の日も、お仕事だったんじゃないですか?」

志村「うん。俺はちゃんと時間通りに起きて、シャワーも浴びて、現場に行ったんだけど、大悟は30分遅刻していたね(笑)」

ゆま「そんなに飲んで、普通に起きられる志村さんのほうがオカシイですよ」

志村「だが、大悟も悪いヤツだよ(笑)。遅刻しても“昨晩、志村さんと飲んでいました”と言えば、スタッフも“それなら、しょうがない”と言うのが分かっているんだよ。だから、あいつはテレビで頻繁に“志村けんと飲んでいる”ことを話しているだろ。俺の予想では、俺と飲んでいないときも遅刻したら“志村さんに呼ばれて飲んでいた”と言っていそうだね(笑)」

ゆま「アハハ。大悟さんとは本当に仲良しですよね」

志村「好きなんだよね、『千鳥』の漫才が。彼らのお笑いは職人芸なんだよ。『タカ&トシ』も俺は好きで、認めているね」

ゆま「おおっ! この機会に、志村さんの“お笑い論”を聞いてみたいです」

志村「そうだなぁ。『千鳥』にもよく言っているんだけど、昔の本当に面白かった漫才師は、十八番のネタを必ず3~4個持っているんだよね。それはもう誰もが知っているネタで、お客さんもオチまで分かっているんだけど、何回見ても面白かったんだよね。片岡鶴太郎さんの“ぴーぴーぴよこちゃんじゃアヒルがガーガー”なんかも、まさにソレ。ご存じのネタなんだけど、お客さんは“待ってました!”とばかりに大喜びで笑う。それが芸なんだよね」

ゆま「志村さんのバカ殿や変なオジサン。千鳥さんの“イカ2貫!”みたいな?」

志村「そうだね。マンネリだといわれるけど、今の多くの漫才師やコメディアンはマンネリになるぐらい続けられる十八番ネタを、持っていないように思うね」

高嶋「すぐに新しいネタをしちゃうんですか?」

志村「今の若い人は漫才も上手なんだけど、“新しいことをしよう、飽きられないようにしよう!”みたいな気持ちが強いんだよね。それは結局、最終的に目指すところがMCだから。その点、『千鳥』や『タカ&トシ』は自分の漫才にこだわっている本物志向。だから仲良くするんだよね」

ゆま「志村さんから、こんなに熱くお笑い論を聞けると思わなかったので、私、今、すごく感動しちゃった」

志村「本当かよ? ずっと寿司食いながら、しゃべっているけど(笑)」

■大阪のお笑いについて思うこと

ゆま「本当ですよ! もう一つお聞きしたいんですが、『志村魂』のチケットが真っ先に売れるのは、やっぱりお笑いの街、大阪らしいんですよ。志村さんは大阪のお笑いについて、どう思われますか?」

志村「なんだよ(笑)。酔っているのか?」

ゆま「ちょっと酔ってます」

志村「まあ、俺は子どもの頃、大阪の喜劇役者・藤山寛美さんのファンだったから。関西の笑いも好きなんだよ。ただ、漫才に関しては、テンポが速すぎる(笑)。俺なんか何を言っているのか聞き取れないときがあって、その辺はちょっとね。大阪の芸人さんでもうまい人は、ちゃんと、ゆっくりしゃべっても面白いんだよ」

ゆま「確かに普段から早口ですもんね、大阪の人」

志村「正直、ドリフターズ時代、大阪でコントをやるときは、ちょっと不安もあったよ。俺たちは漫才をしないからさ。ただ、大阪の人はコメディアンとしての“志村けん”を認めてくれていると思っているよ」

ゆま「貴重なお話も聞けたところで、最後に、みんなで『志村魂』&『志村けん笑』をアピールしましょう。まず、ちかえちゃん!」

加島「私は今までずっと、観客として志村さんの舞台を見てきました。今回は自分が観客だったときに受けたあの感動を、お客さんに伝わるようにしたいです」

志村「期待しているぞ」

ゆま「次は、香帆ちゃん」

高嶋「私も出演者ながら、すっかり『志村魂』を楽しんじゃっています。この楽しさを、お客さんと共感していきたいです」

志村「頼むぞ」

ゆま「では、最後に志村座長からお願いします!」

志村「ぜひ、生で観る舞台の面白さを知ってもらいたいですね。そして舞台を観終わった後、せめて1か月ぐらいは、お客さんたちに“面白かったよ”と語り継がれるような、印象に残る舞台にしたいね。あと、子どもも連れてきてもらいたい。純粋な子どもの頃に見た生の舞台の楽しさは、ずっと記憶に残って、いい影響を及ぼすと思うんです。家でゲームばっかりやらせていないで、親子、ファミリーで遊びにきてね~」

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