アル・ゴアが『不都合な真実』続編で明かした気候変動の怖すぎる予言 (2/2ページ)

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気温の上昇が止まらない場合、食用作物の収穫量が激減すると予言している。中国では既に、小麦とトウモロコシの収穫量が30年間で5%減った。アメリカでは熱によるストレスでトウモロコシの収穫は3分の1、小麦の収穫が5分の1以上に減る可能性があるとしている。

また、北極でも劇的な変化が起こっている。冬の極夜の真っ只中、気温は通常よりも27.7℃高い数値を記録した。1年の半分は太陽が達しない厳寒の地とされる北極では異例のことだ。その気温上昇に伴って氷が溶けると、温室効果のあるメタンが大気中に放出されることになる。いまも続く北極の変化がどれほど危険なものなのか、私たちはまだ理解していない。

「暑さ指数」というものが、環境省で設定されている。人体と大気熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、気温と湿度、日射から人体に与える影響を分析するものだ。

暑さ指数が28℃を超えると熱中症患者が著しく増加することが明らかになっているが、アル・ゴア氏はイランで74℃の暑さ指数に到達したと述べている。中東や北アフリカの大部分における気候は、居住不可能な地域をつくり出す恐れがある。土地を追われたことによる移住への圧力が生まれる二次的な被害も、『不都合な真実2』のなかで危惧している。

昨今、世界各国でパリ協定を採択し、「今世紀末の気温上昇を2℃より十分低く、1.5℃以内を目指す」と合意された。しかしアメリカのトランプ大統領は協定の離脱を表明。2018年5月には温暖化ガス調査のNASA予算を削減したことを明らかにした。世界中が足並みを揃えて対策に向かうことは現状では難しい。

アル・ゴア氏の “予言”は一つ一つ現実のものになっている。この事実を受け止めなければならない岐路に、いま私たちは立っているのではないだろうか。
(新刊JP編集部)

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