「酒は百薬の長」だが、飲み方次第 多量飲酒が招く病気のリスク! (2/3ページ)

週刊実話

それに拍車をかけると考えていただきたい」(医療関係者)

 また、飲酒で体内に入ったアルコールは、約20%が胃で吸収され、残りのほとんどは小腸で吸収されて血液中に溶け込み、さらに全身を駆け巡る。
 そして脳をマヒさせていき、その濃度に応じて「酔い」の感覚をもたらすという。飲んだアルコールは肝臓に運ばれ、そこでアセトアルデヒドに分解され、さらに酵素の働きによる酢酸を経て、最終的には無害な水と炭酸ガスになって排出される。
 だが、ここで酔いが残る場合は、中間代謝の産物であるアセトアルデヒドが分解されず、「二日酔い」になると考えられる。

 東京都健康長寿医療センター顧問・幾瀬泰介氏はこう説明する。
「普段からお酒をよく飲まれる人は、このアセトアルデヒドを早く分解して無毒化すること。二日酔いになるか、ならないのかの分かれ目は、この分解能力の差で決まります。夜に酒を飲み、朝起きると不快感。そんな悩みがある人は、残るほど飲まないことですね。ただ、酔いというのは個人差があるし、その程度は、血液中のアルコールの濃度に比例します。例えば、体重60キロの人がビール大瓶1本飲むと、酔いが覚めるまで約3時間かかります。つまり、1時間にアルコールは10cc程度しか分解できないことになります。二日酔いになりたくないなら、日本酒1合、ウイスキーならシングル2杯程度ということになりますが、どうでしょうか。ここでとどめることが出来る人は、翌日も爽快でしょう。二日酔いは、これを超える量を飲めば飲むほど起こるというわけです」

★休肝日を作るより量を減らす

 アルコールに関する過去の研究報告では、興味深い話がある。酒を全く飲まない人よりも、日本酒1合程度を飲む人のほうが、狭心症や心筋梗塞の発症リスクが低いという。

 このように考えると、週末のガブ飲みより、毎日少しずつ飲むほうが身体にはいいという事になる。そして、飲酒で血圧上昇につながりやすい高血圧の人は、そもそも狭心症や心筋梗塞のリスクが高いので、多量飲酒はやめたほうが無難だ。
「酒量は少なくても、ウオッカなどのアルコール度数が高いお酒は、やはり心臓病や血管疾患を増やすとされています。

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