AbemaTV 加藤浩次の「番組内ハラスメント」問題:ロマン優光連載117 (2/4ページ)

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ただし、その番組でも出演者の方々は大変良い対応で接してくれました。また、その番組以外、アーティスト扱いで出演した歌番組、トーク番組、情報番組では、どの番組も良い対応だったのも付け加えておきます。
 このように、バラエティーの造り手の中には、素人と向こうが見なしてる人間に対しては、出してやってるみたいな感覚があるのでナメた対応をしてくる人がいるわけで、しかも、別に悪気なく「おいしいでしょ」みたいな感じだと思うのです。自分がしたのは昔の話ですが、今も意識はそんなに変わってないと思います。
『“狂犬”加藤が酔ってます!本音スッキリ生暴露3時間SP』のことを考えると、「今の時代にああいう番組はどうなのよ?」というのはさておき、基本的には両者が番組のルールを理解した上で「プロレス」を行う番組なのだと思います。問題とされる事態が起こった「女性評論家」枠の面子を見てみると、上西小百合さんや沖直実さんはプロ側の人です。上西さんは物議を醸し出すようなことを言って注目を集めるタイプの炎上タレントですし、沖さんは長年ラジオDJなどをやってこられた人です。沖さんがDJを務めるラジオを聞いてる人はわかると思うのですが本来の沖さんは罵倒合戦をするような感じの人ではありません。ロマンポルシェ。として番組に出演させていただいたことがあるのですが、押しはちょっと強いけど、大変丁寧で親切な人です。沖さんは趣旨を理解してプロレスをやっていたのだと思います。
 桃子さんと北出恭子さんに関しては、そんなにメディア慣れしていない人たち、テレビ的には素人と言っていい人たちだと思います。バラエティーの人というのは、相手がどういう人かろくに調べずに、「なんかキャラ立ってそう」ぐらいのノリでオファーしたりしちゃうものです。 北出恭子は美人キャラとして、桃子さんは「仮面を付けてエログッズを紹介してる変な人」ぐらいの認識で色物キャラとしてオファーされたのではないでしょうか。桃子さんが色物というのではなくて、番組側が本人の意識とは無関係に、色物だと思ってたという話です。いじる側は、こりん星いじりぐらいの感じで仮面いじりをやったんだと思いますけど、色物キャラとして売り出したいわけでない人にとっては嫌な気分にしかなりません。

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