長谷川滋利氏、金足農業吉田投手に「18歳に秋田県を背負わせるのはどうか」と苦言 元木大介氏の持論と真っ向対立 (2/2ページ)

リアルライブ

今から休んでいると、メジャーに行くまでの筋力とか投げ込みっていうのができないと、高いレベルではなかなか長い時間持たない」と持論を展開。

 橋下氏の球数制限導入論についても、「先発のことばかり言ってる、中継ぎはどうするんだって話」「強いチームはいいけど、金足農業みたいに地元の人ばっかりで頑張ってるチームは2試合目、3試合目になるとレベルが落ちる。投げられるんだったらとことん投げてほしい」とコメント。

 橋下氏が「高校球児が判断するのか?」とツッコミを入れると、「松坂投手にしても大谷(翔平)投手にしてもみんな投げてきて休んでる子は一人も居ない。なぜ急にこんな話が出てきたのか不思議。人それぞれの筋力があるわけだから、自分が無理だなと思えば手を挙げるし、指導者が厳しいと思ったら指導者が代えてあげるのがチームだと思う」と持論を展開している。

 長谷川氏の大胆かつ論理的な意見には賛成の声が相次いでいるが、高校野球ファンからは「(長谷川氏の意見では)面白くない」「今のままでいい」「行けるなら行くべき」と、元木氏に賛同する声が多かった。

 どちらの意見に賛同するかは意見の分かれるところだが、吉田投手が酷使を受け、その将来が危ぶまれていることは事実。

 また、甲子園大会で酷使された投手がその後のキャリアで軒並み苦戦している事実があることを考えると、長谷川氏の言うように現行のシステムは限界に来ているようにも思える。

 しかし、高校野球ファン及び高野連は、選手生命よりも「感動」が優先で、それによって選手も得られるものがあるという考え方のようだ。

文・櫻井哲夫

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