<共演NG?【犬猿の仲】の有名人>桑田佳祐の歌詞が引き金? 長渕剛との長きに渡る確執 (2/2ページ)

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当然、徹底抗戦の構えを示した長渕は、雑誌記事のインタビューで「俺は桑田を絶対に許さない!」と宣戦布告した。

 桑田は『自分のことを歌った』と弁明したが、長渕は聞く耳を持たなかったという。桑田は長渕のファンクラブ会報に謝罪文を掲載する事態に騒動は発展した。しかし、桑田の歌が“予言詩”になったのか、長渕は1995年1月に大麻取締法違反で逮捕され、マスコミを巻き込んだ大論争は、これにて終止符を打ったとされた。

 以来、共演NGとされてきた両者は30年の月日が経ち、2014年に放送された『第65回NHK紅白歌合戦』(NHK系)で直接顔は合わせないものの、共に出演を果たしたのだ。桑田は特別枠として横浜アリーナから中継し、長渕はこれまで中継出演のみだったが白組の一員としてホールより参戦。生放送だけに、2人の危険な再会を「30年戦争、再びか」と周囲からは危惧された。

 桑田は過去の紅白出演を巡っては、歌手・三波春夫さん(故人)を真似た白塗りと和服姿をあしらい、抗議が殺到した経緯がある。局側も細心の注意を払ったのだろうか、長渕と一触即発といった騒ぎには結びつかなかったようだ。ある意味“目玉”といわれた両者だったが、終始穏やかなパフォーマンスだった。

 桑田と長渕は、日本を代表する歌手であると同時に“犬猿の仲”で知られる大物人物である。共に62歳であり、今年でデビュー40年を迎えた何とも奇遇な“腐れ縁”である。しかし、彼らが生み出す音楽は老若男女問わず、長い間愛され続けている名曲ばかり。数多くのファンに支持される理由は、新しいことに挑戦し続け、最高のパフォーマンスを提供する魅力であるのだろう。案外、似た者同士なのかも知れない。

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