元パラリンピック選手に聞いた、高いパフォーマンスを維持する方法 【鬼頭あゆみの「本が好きっ!」】 (2/3ページ)

新刊JP

「マイクロ・レジリエンス」とは、ボニーさんたちがつくった新しい言葉、新しいアイディアです。

そのきっかけはテニスの試合でした。大会で毎回同じ選手が勝つのはなぜなのか、ということに疑問を抱いたそうです。
勝つ選手たちはほかの選手とどう違うのか? 人によってサーブがうまい人、走るのが早い人いろいろあるかもしれないけれど、何か共通点があるはず…。そこで研究者たちが見つけた共通点が、プレーとプレーの間にやっていることでした。

彼らはプレーとプレーの間に、エネルギーを復活させてポジティブに対応していく小さな習慣を繰り返していたのです。ボニーさんは、これをビジネスに応用するうえで、一つ一つの業務の間にどう回復するかが重要だと考えます。

ボニーさんの考える「マイクロ・レジリエンス」の5つのメソッド
1.脳の使い方を切り替える(リフォース)
2.原始的な恐怖をリセットする
3.思考のクセを見直す(リフォーム)4.体をリフレッシュする
5.心を活性化する(リニュー)
これらを使って、1日を通してごく小さいことを少しずつ変えていく事で、エネルギーと生産性を飛躍的に高めることができると言うのです。

■「マイクロ・レジリエンス」が今、求められている理由とは?

ボニーさんは、「マイクロ・レジリエンス」が現代を生きる人々の新たなスキルになる、ストレスの多い競争社会に生きるのに必要不可欠なものだと言います。
単に疲労から回復するだけではなく、普段よりもさらに良い形に心身を戻すことが重要です。だからこそ、日々経験する無数の小さな心の傷からこまめにレジリエンス(回復)するという「マイクロ」のアプローチで、このメソッドを考えたのだそうです。

わたしたちの周りからストレスは消えません。ならば内面に目を向け、生まれ持った資質を生かし、環境に対応する次善の策を見つけ、効率的に立ち直る事が大切です。

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