カップ麺が異次元のうまさになる「究極のちょい足し」レシピは『カリオストロ』にあった…? (2/2ページ)

日刊大衆

さらに、前半に出てくるルパンが赤いきつねとおぼしきカップうどんを食べるシーンでも試してみましたが、これまたバクウマだったんです」(川村)

『ルパン三世 カリオストロの城』はちょい足しの宝庫(イラスト:小俣勇二)

 小俣の仮説は完全に検証されたといえる。

「これを僕らは“視覚のちょい足し”と呼んでいますが、今度は、『ミスター味っ子』や『クッキングパパ』、藤子不二雄作品に登場する“小池さん”なんかの静止画でも試してみるつもりです」(小俣)

 さらに、カップ麺を離れてこんな試みも。

「『グラップラー刃牙』の父親・範馬勇次郎が肉をバカ食いしているシーンを読みながら、ファミチキをめちゃ食いしたら、かなりうまかったですね。『カイジ』もいけるんですよ。地下の強制労働施設に閉じ込められたカイジが、重労働を終えて焼き鳥とビールを食うシーンはヤバいですね。居酒屋でこのシーンを読みながら試してみたら、死ぬほどおいしかったです」(川村)

 文字通り味を占めた2人は、以来、ちょい足しに使えるものはないかと探し求める日々を送るように。そして、さらなる未知のジャンルの開拓に成功したという。

「今度は“聴覚のちょい足し”ですね。用意するものはプレステ2の『メタルギアソリッド3』とスマホです。適当にプレイして、ステージに落ちている即席ラーメンの回復アイテムを取ります。これがたまったら、次々にスネークに食べさせるんですが、食べるとスネークが『うますぎる!』『もっと喰わせろ!』『最高だっ!』と叫ぶんですよ。画面に食べている姿は出ないので、完全に聴覚のみです。それをスマホで録音しておいて、カップ麺を食べながら、何度もリピート再生しながら食べるんです」(川村)

「やってみたら、これもクソうまくて……。病みつきになりましたね。もちろん、ラーメン以外にも応用できます」

 最後に、現在開発中の究極のちょい足しを教えてもらった。

「あまり言いたくないんですけど、“霊感ちょい足し”なんですよ」(小俣)

「こないだ言われて“やっぱこいつヤバイやつだな”と思ったんですが、こいつ、“千利休の墓前でお茶飲みたい”とかいうんですよ(笑)」(川村)

「考えただけでおいしそうですよね。今検討しているのは、ラーメンを日本で初めて食べた徳川光圀の墓前でカップラーメンを食べるとか、何か食の世界で偉業を成し遂げた偉人の子孫を尋ねていって、その人が見ている前で食べるとかですね」(小俣)

「成功したら、また報告します!」(川村)

 皆さんも、禁断のちょい足しを発見してみては……。

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