フェイスブックで自分の死を偽装。葬式代をせしめようとした男性(タイ) (2/3ページ)
電話をしてみると...
翌日、タチャウィットの遺体は、実家の母親のところへ搬送され、親戚が最後のお別れをすることになっていた。
ところが、待てど暮らせど、遺体は到着しない。葬儀の時間が刻々と近づいていたので、タチャウィットのいとこのひとりが、妻に電話してどうしたのか問い合わせようとした。すると驚いたことに、電話に出たのは死んだはずのタチャウィット!
タチャウィットはすぐに気づいて電話を切ったが、時すでに遅し。
この詐欺師の家族は葬式をキャンセルしなければならくなり、6万バーツ(約20万円)をドブに捨てることになった。母親はこのどうしようもない息子夫婦との縁を金輪際切ることにしたという。
・タチャウィット夫婦の悪行が次々と
この事件は全国ニュースとして報道され、同僚や知人たちがここぞとばかりに、次々とタチャウィットの嘘と強欲の人生をあばいた。
長い間、同僚だったワリト・Mは、彼は昔、ほかの同僚がかなりの額を寺に寄付しようとしていたことを知って、その金が入っていたサイフを盗んだと話した。
タチャウィットと妻は、見下げ果てた悪事がばれてからは沈黙を貫いているが、友人や親戚の怒りの声はおさまらない。
「このクソ野郎! おまえと学校で同窓だったことを後悔してる。みんな、今回の件ですごく傷ついた。おまえとは絶交だ。この花輪はおまえの葬儀のためのものだぞ。地獄に落ちやがれ!」ある同窓生は、葬儀に寄せた花輪の写真と共にフェイスブックにこう投稿している。
この時点では、告訴はなかったが、高名な弁護士によると、タチャウィットと妻は16万バーツ(4800ドル)以下の罰金か、10年以下の懲役、またはその両方をくらう可能性があるという。