有名芸能人の愛用品が、ファンの間でバカ売れするというのはよく聞くことだが、あの嵐も例外ではない。国民的人気を誇るアイドルグループだけに、その経済効果はものすごいのだが、中には「そんなものまで？」と思ってしまうようなグッズもある。これまで、どんな商品が“嵐効果”でバカ売れしたのか、調べてみた。

　まず初めに紹介するのが、相葉雅紀が愛用するリップクリーム。２０１４年１月３日放送の『ＶＳ嵐』（フジテレビ系）で相葉が私物のリップクリームを唇に塗ったところ、画面に映ったのは一瞬だったにもかかわらず、ファンがその商品を“キールズ”という米国製人気ブランドのリップクリームだと特定。一気に注文をしたため、通販サイトですぐに売り切れとなってしまった。購入者の中には、「相葉ちゃんと同じリップクリームを唇に塗れる！」と興奮したファンも多かったというから、その影響力には驚かされる。

　嵐効果でバカ売れといえば、大野智が愛用している漁業用サンダル、通称“ギョサン”も忘れてはならない。２００９年８月２０日放送の『ひみつの嵐ちゃん！』（ＴＢＳ系）に出演した大野は紫とオレンジで左右色違いのギョサンを着用。「それはサンダル？」と問われた際には「ギョサンですね」と堂々と答え、あえて色違いを履いたことについても「ギョサンの宣伝ですね。色がいっぱいあるんですよ」と発言し、ギョサンの知名度アップに貢献した。この番組をきっかけにファンがこぞってギョサンを買い求める事態になったが、知名度アップに成功したのか、今では“ギョサン”も夏の定番サンダルとしてファッション好きの間で定着している。

　愛用品というわけではないが、２０１３年放送のドラマ『家族ゲーム』（フジテレビ系）で、櫻井翔が首にかけていたヘッドセットもバカ売れした商品の一つ。第９話のラストシーンで、櫻井がそのヘッドセットを首にかけていたところ、櫻井の私物ではないかという噂が流れ、ファンの注目を集めた。実際には、櫻井の私物ではなかったものの、「櫻井が身に着けていたものを入手したい」というファンから販売元のオーディオテクニカに問い合わせが殺到。元々、売れ筋の商品ではなかったこともあり、在庫がなくなる事態となってしまい、同社の社員からはうれしい悲鳴が上がったそうだ。

　“嵐”効果でバカ売れする、意外な商品の数々。次はどんな商品が売り切れになるのだろうか!?