美を追求しすぎちっち?「聖パドヴァのアントニオの像」をオネエっぽくしたとして宗教団体が激怒(コロンビア)

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美を追求しすぎちっち?「聖パドヴァのアントニオの像」をオネエっぽくしたとして宗教団体が激怒(コロンビア)
美を追求しすぎちっち?「聖パドヴァのアントニオの像」をオネエっぽくしたとして宗教団体が激怒(コロンビア)

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 コロンビア・ソレダードの宗教団体は、聖パドヴァのアントニオの木彫り像に対して怒涛のごとく怒っているという。

 あるアーティストにこの木彫り像の修復を依頼したところ、めちゃめちゃオネエっぽく仕上げられてしまったというのだ。

 確かに男性像にしては、きゅーとな仕上がりとなっており、信者からは「現代風オネエ聖人」などと揶揄する声まで上がる始末となっている。

・多くの信仰を集めてきた17世紀ごろの木彫り像

 聖パドヴァのアントニオはカトリック教会で失せ物や結婚、縁結びの聖人とされ、絵画などでは幼子のキリストを抱いた姿が描かれる。

 問題の木彫り像も聖パドヴァのアントニオが幼いキリストを抱いたところをモチーフとしており、作られたのは17世紀ごろ。

 町で一番の教会に安置されていたがシロアリに食い荒らされてボロボロとなり、アーティストに修復を依頼することとなった。

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・聖パドヴァのアントニオが華麗にメイクアップ

 だが修復後の木彫り像を見て、教会関係者は修復を依頼したことを後悔する。

 聖パドヴァのアントニオにも幼いキリストにもアーティストにより濃い目のメイクアップが施されており、修復前とは似ても似つかないオネエな雰囲気となっていたのである。

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 とんでもないビフォア・アフターに、不満を募らせてSNSに苦情を投稿する信者が続出。

 ある信者は

この木彫り像は、私がこれまでの12年間、祈りを捧げてきたものとは異なる。アイシャドウを塗って口紅をつけ、違う意味で輝かしいばかりだ

とコメントしている。

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・アーティストは激安価格で修復を請け負っていた

 また、ソレダード在住の修復の専門家、ジュアン・カミロ・ドゥケさんは

修復前と修復後では大きく違いすぎる。こういったアンティークで多色使いの木彫りの像を修復する際は、非常に特殊なテクニックが必要となる

と語る。

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 修復を手掛けたアーティストについての詳細は不明だが、教会側が修復代金として支払ったのは約3万7000円と激安価格だったとのこと。

 確かに修復前と修復後ではかなり違っているっぽいし、これではまったく別物じゃないか!といいたくなる気持ちも分かるような気もする。

 もう一度、修復し直すってなったらけっこう大変だったりするのかな?


References:Facebook written by usagi / edited by parumo
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