樹木希林さんが『徹子の部屋』で語っていた“終活への想い”

日刊大衆

樹木希林さんが『徹子の部屋』で語っていた“終活への想い”

 9月18日の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、今月15日に逝去した女優の樹木希林さんの追悼特集を放送。生前の樹木さんの“終活”を意識した発言の数々に、視聴者は大きな衝撃を受けたようだ。

 この日の番組は「緊急追悼」と題し、過去に樹木さんが出演したときのトーク場面を再放送した。

 まず最初に、1990年に当時47歳の樹木さんが出演した回を放送。司会の黒柳徹子(85)と樹木さんは旧知の間柄で、いきなり樹木さんは「私が何度も(番組出演の)お誘い受けたんですけど、出なかった理由分かります?」と問いかける。

 黒柳が「いいえ」と答えると、樹木さんは「これ長寿番組でしょ? 私が死んだ後にね、“あの人惜しかったわね”って再放送されるのが嫌でね」「自分が追悼されるのが嫌で」と笑顔で説明した。

 これを聞いた黒柳が「でもあなたは、私より長生きなさるに決まってるじゃありませんか」と返すと、樹木さんは「全然そういう自信はありません」「断言できません」と語っていた。

 そして番組の終盤には、最後の出演となった今年5月の回を再放送。そこで樹木さんは、自分のお墓の手配やお葬式に関する打ち合わせなど、いわゆる“終活”をしていることを告白した。

 さらに樹木さんは黒柳に、「願わくば『徹子の部屋』で、“あの方今年お亡くなりになりましたわね”っていうときに、(今日の会話を)出していただいて……」とお願い。それを聞いた黒柳は「大丈夫。まだ何回も何回も(番組に)いらして」と、樹木さんを励ましていた。

 こうして樹木希林さんが、自身の最期と向き合う過程で、若い頃とは正反対の考えを持つようになったことが分かる追悼番組に、多くの視聴者が深い感銘を受けたようだ。ネットでは「終わりを意識し始めて、考え方も変わったんだろうなぁ」「樹木さんの希望が叶って良かった」「前回出演時には最期を覚悟していたのか……」「過去の発言がつながって、今に至っていることが分かる」など、さまざまな反響が上がった。

「同番組では、その年に亡くなった芸能人を振り返る“追悼特集”が年末に放送されています。延べ1万人以上の出演ゲストを誇るトーク番組だけに、生前の姿や会話を収めた映像には大きな価値があります。黒柳徹子さんは“直前の姿ではなく、元気いっぱいでしゃべってらっしゃる姿を心に留めてほしい。それもテレビの役割です”と、追悼特集の意義を語っていましたね」(芸能誌ライター)――名女優の記憶は、多くの視聴者の心に刻まれたはず!

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