松井秀喜「巨人復帰拒否」を翻意させたウルトラ人事(2)巨人と松井の利害が一致した (2/2ページ)

アサ芸プラス

3年間監督を務め結果が出ないことに、球団も『戦力不足ではなく指揮力不足』と判断している」(巨人番記者)

 その後釜として、急浮上しているのが、前DeNA監督の中畑清氏(64)だが、

「伝統ある巨人軍としては、監督人事は是が非でも生え抜きのエース大看板か4番主砲にこだわる慣習がある。DeNAや侍ジャパンでの指揮に実績のある中畑氏ですが、04年の堀内監督時代には、助監督の要請を固辞したことから、ナベツネさんを立腹させた過去がある。本人はヤル気でも、球団からオファーがあることはないでしょう」(巨人番記者)

 だが、これまでの交渉の経緯から松井氏が即監督就任にこぎつける可能性はきわめて低い。球団サイドはとにかく松井氏を巨人に取り込みたい一心で、「育成担当コーチ」というポストを機に巨人復帰にこぎつけたいようなのだ。

「山口寿一オーナーは、あくまで自身の一方的な考えとしたうえで、続投要請の意思を表明しましたが、今季最終年の由伸監督の去就は、CSの結果しだい。ペナントを逃してもCSから逆転日本シリーズ進出など意地を見せれば延命が図られる。そもそも現役にこだわる由伸を無理やり監督に就任させただけに、球団としても、一度も優勝させずにクビにはできないはず。もっとも、3年連続V逸に加え、醜態をさらせば、みずから進退伺を出すことになるでしょう」(巨人番記者)

 いずれにせよ、迷走する巨人にとって、何年かかっても松井氏を復帰させる計画は至上命題なのだ。球団関係者が思いを打ち明ける。

「むろん、松井がいきなり監督を引き受ける可能性は低いかもしれない。しかし、松井が再びユニホームを着ることは、病床にある長嶋茂雄終身名誉監督の強い意向でもある。愛弟子である松井が、ミスターが元気なうちに恩返ししたいという思いを募らせているのも事実です」

「ヤンキースで培った育成手腕を生かせるなら‥‥」と決断する日はいつなのか──。

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