秋津壽男“どっち?”の健康学「白髪を抜くと増えるのは本当? 間違い?加齢だけでなくストレスも大きな要因」 (2/2ページ)
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つまり、白髪はこれまで述べたような要因から生えてくるので、抜いたからといって増えるものではありません。「白髪を抜くと増える」のは白髪が増え始める時期に抜いたための俗説です。
また、白髪と薄毛に直接的な関係性はありませんので安心してください。
白髪は減らすことも可能ですが、不摂生をせず、食べ物を意識してください。昆布やヒジキ、ワカメなどの海藻類はメラニン色素を作り出すメラノサイトを活性化してくれます。他にメラニン色素のもととなるチロシンも重要な栄養素です。チーズなどの乳製品や大豆に多く含まれています。またチロシンは、メラニン色素を作るためにチロシナーゼという栄養素が必要不可欠です。このチロシナーゼの材料になるのが銅です。牡蠣を食べることにより銅を補うことができます。これらを積極的に食べるように心がけてください。
若い時期には気になる白髪も、年齢を重ねるほどに気にならなくなるものです。白髪が多いからとあまり深刻にならないことが肝心です。年相応に合わせた考え方をするのがよき人生の過ごし方です。
■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。