憤激レポート「オラが町の行政はデタラメ天国だ」(2)どう考えても計算が合わない (2/2ページ)

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地方行政にはこういう話がよくあるとは聞きますが、驚きますね」

 さらにこの再開発事業では、ビルの1階と2階部分をスケルトン仕様とし、のちに公共施設や店舗を入れる計画だが、市民グループの一人によれば、

「病院や公共施設については、ビル完成後にこの事業とは別に蓮田市が決める、としているのに、配布された資料によれば、これも再開発事業の中に入っている。別事業なら建設業者を入札しますが、再開発事業となれば、建築業者は東急不動産の下請けとなるはず。実は、これも大問題なんです」

 ちなみに17年2月、市発注の道路工事で予定価格を業者と事前に調整し落札させたとして、公契約関係競売入札妨害の疑いで、市の道路課主幹ほか、業者3名が埼玉県警に逮捕され、市役所も家宅捜索されている。

 さらに、追い打ちをかけたのが、この事業のJV(ジョイント・ベンチャー)、つまり共同体として名を連ねていた蓮田病院を巡る問題だった。市は昨年6月、募集要項を公表し、建設業者を公募し、唯一、名乗りを上げたのが「東急不動産・蓮田病院事業共同体」。市は建設業者として選定する予定だった。

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