『NANA』がまさかの2位!?「人に薦めたくなる少女漫画」ランキング (2/3ページ)
選んだ人のお薦めポイントとしては「りぼんで連載されていたのに、描写が大人っぽくてリアル」(32歳/女性)、「主人公がかわいい」(36歳/女性)、「泣けるところ」(29歳/女性)などの意見があった。比較的読者の年齢層が低い『りぼん』(集英社)での連載だったが、リアルな恋愛描写が多かった点が、逆に新鮮だったのかもしれない。
第2位にランクインしたのは、『天使なんかじゃない』と同じく、矢沢あい氏の作品『NANA』(集英社)。連載開始は2000年で、言わずとしれた少女漫画界の金字塔だ。同じ名前を持つ、ミュージシャンの大崎ナナと、彼氏と暮らすために上京してきた小松奈々が偶然新幹線の中で出会い、その後に同居するという展開から始まる。単に恋愛を描くだけでなく、音楽活動の中で生まれる苦悩や、衝撃的な悲劇など、まったく展開の読めないストーリーが人気を博した。また、漫画から派生した実写映画、テレビアニメも大ヒットを収め、そちらで作品を知ったというファンも多い。
この作品をお薦めする人からは「現実的かつ独特な世界観と、それぞれのキャラへの作者の愛情をとても感じる」(25歳/女性)、「普通の女の子が刺激を受けて変わっていく楽しさ」(31歳/女性)、「友情の本当の意味を知った」(37歳/女性)といった意見があった。平凡な女の子が、人気バンドのメンバーと恋愛するという展開もあり、そのあたりも読者から好評だったようだ。
そして第1位に輝いたのは、椎名軽穂氏の『君に届け』(集英社)だ。連載開始は05年で、17年に、ついに完結した。高校生の黒沼爽子は、その陰気な雰囲気と長髪のせいで、周囲から“貞子”と恐れられていたが、人気者の風早翔太と出会ったことで大きく成長を遂げていくという物語。最初は、他人とうまくコミュニケーションを取れなかった爽子が、努力を重ね、次第にクラスメイトと打ち解け、やがて風早への恋心を自覚していく様子が描かれている。