『ワンピース』は4位!“国民的漫画”トップ5のうち、ロボットものが2作品!

日刊大衆

※画像はイメージです
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 日本の漫画市場は、子どもから大人まで、あらゆる世代に向けた作品が充実している。人気のコンテンツは、アニメや映画にもなり、より広く親しまれている。小さい頃に読んでいた漫画を、子どもや、孫と楽しんでいるという人もいるかもしれない。そこで「これぞ国民的漫画!」だと思う作品について、10~50代の男女200人に聞いてみた。

 第5位(4.5%)は、手塚治虫のSF作品『鉄腕アトム』。言わずと知れた、ロボット漫画の金字塔で、アトムは、日本が得意とする人型二足歩行ロボット開発の原点になっている。1953年~68年にかけて『少年』(光文社)などで発表され、何度もアニメになっている。ストーリーは、21世紀の未来を舞台に、原子力をエネルギー源に動き、人と同じ感情を持つアトムが活躍する物語だ。妹のウラン、お茶の水博士といった人気キャラクターもたくさん生まれた。手塚治虫の代表作の一つで、今でも人気は健在のようだ。

 第4位(13.5%)は、97年に始まり、現在も『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の『ONE PIECE(ワンピース)』。作者は尾田栄一郎で、単行本は2018年9月現在で90巻まで刊行されており、累計発行部数は国内最高の3億6000万部を突破している。アニメや映画、ゲーム、キャラグッズなどメディアミックスも成功し、ジャンプ歴代作品の中で、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に次ぐ長期連載だ。

 海賊王を夢見る少年モンキー・D・ルフィを主人公に、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐる海洋冒険ロマンで、ゾロ、サンジ、ナミなど、ルフィの仲間たちも魅力的だ。女性ファンも多く“ワンピマニア”を公言する芸能人もたくさんいる。まだまだ、人気は衰えそうにない。

 第3位(14%)は、ワンピと同じく『週刊少年ジャンプ』に1984~95年にかけて連載された『DRAGON BALL(ドラゴンボール)』だった。鳥山明による作品で、アニメも『ドラゴンボール』から始まり、以降も『Z』『GT』『改』『超』とシリーズ化している。劇場版アニメも19作あり、今冬には20作目『ドラゴンボール超 ブロリー』が公開予定。黒歴史扱いだが、2009年にはハリウッドで実写映画化もされた。

 当初は主人公の孫悟空とブルマが、7つ集めるとどんな願いも一つだけ叶えられるという秘宝、ドラゴンボールを探すというストーリー展開だったが、ピッコロ大魔王やベジータなどが登場するにつれ、バトル色が濃くなった。初期をリアルタイムで読んでいたのはアラフォー世代なので、まさに親子で楽しめる作品ではないだろうか。

■ドラゴンボールを抑えて1、2位に輝いたのは!?

 第2位(15.5%)にランクインしたのは、漫画よりもアニメとして広く親しまれている『サザエさん』。長谷川町子による作品で、発表期間は1946~74年までと、28年に及ぶ。原作は新聞連載の4コマ漫画がメインで、話数は6477話にものぼる。

 ご存知の通り、アニメではサザエさんを中心に、昭和の典型的な父親ともいえる波平と、その妻のフネ、カツオ、ワカメ、タラちゃん、マスオといった磯野家とフグ田家や、その周辺キャラたちの日常が、ほのぼのと描かれている。しかし、原作では社会風刺をネタにした話も多かった。妻の実家で義理の両親と同居する夫を“マスオさん状態”と呼んだり、週末の夕方になると憂鬱になることを“サザエさん症候群”と呼ばれるようになるなど、社会と密接に結びついた作品だ。

 そして第1位は、藤子・F・不二雄の『ドラえもん』(20%)だ。漫画は69年~96年にかけて発表されている。サザエさんと同じく、漫画以上にアニメの認知度が高く、劇場版はいまだ高い人気を誇っている。

 22世紀の未来からやってきたネコ型ロボットのドラえもんが、ダメダメな小学生ののび太を助けるという内容。いじめっ子のジャイアン、しずかちゃん、スネ夫など、のび太を取り巻くキャラも際立っていて、劇場版では感動的な内容が多いのも特徴だ。こちらも大人から子どもまでが知る人気漫画だ。

 以上が、国民的マンガのトップ5。上位2作品は世代を超えた、まさに“国民的漫画”と呼ぶにふさわしい。そして、どの漫画も日本だけではなく海外でも人気なことも共通点。これからも私たちを楽しませてくれるだろう。

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