資生堂が新たなニオイ成分を発見!心理的緊張で発生する「ストレス臭」とは? (2/2ページ)
これが、ニオイが第一印象に大きな影響を与える理由だそうだ。
心理的緊張によって発生する「ストレス臭」の正体
「ストレス臭」は体調や加齢、情動、食べた物など、体内の状態を反映して変化する「皮膚ガス」のモニタリング中に偶然見つかったもの。人が緊張などのストレス状態にあると、特有のニオイがすることに気づいたそう。資生堂はその後、緊張やストレスを感じる場面を再現する「インタビューストレス」の検証試験を繰り返し実施。心理的緊張によって皮膚ガスとして硫黄化合物系の特有のニオイ「STチオジメタン」が発生することを突き止め、これを「ストレス臭」とした。
筆者も実際に嗅いでみたところ、ネギのような鼻にツンとくるようなニオイを感じた。このニオイは年齢や性別に関係なく発生し、そのニオイを嗅いだ周囲の人も疲れたり、心の混乱を来たすということも判明している。
資生堂はこの「ストレス臭」に対処するため、強いニオイでごまかすのではなく、ニオイを包み込み、嫌なニオイを目立たなくする「STハーモナージュ香料」による「STアンセンティッド技術」を対応技術として開発。2019年春からは、ケア製品などに応用する予定だという。現代はストレスと切っても切り離せない社会であり、今後この「ストレス臭」対策の重要性は高くなっていくと考えられる。資生堂の次なる新製品に大いに期待したい。
【参考】
※資生堂グループ
https://www.shiseidogroup.jp/