ハチミツ二郎ほか「生死の境目」を経験した有名人のエピソード

今年7月、お笑いコンビ、東京ダイナマイトのハチミツ二郎が大阪での公演中に体調不良に襲われ、急性心不全・急性呼吸不全・肺炎で緊急入院したことが報じられた。入院翌日、病室のベッドからインスタグラムを更新したハチミツは、「病院行かずに新幹線に乗ってたら死んでたそうです」と危険な状態であったことを明かしており、とっさの判断が生死を分けたようだ。
ハチミツ二郎の他にも、生死の境目をさまよったという芸能人はいる。何人か紹介していきたい。
『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)でおなじみのお笑いタレント、イモトアヤコ。どんな過酷な場所でも元気いっぱいのイモトだが、『イッテQ!』の仕事で、命の危機に直面している。2018年2月18日の放送回では、南極大陸の最高峰であるヴィンソン・マシフ登山に備えたスイスでの合宿中に、“クレバス”に落ちたシーンが放送された。雪渓などに発生する氷の裂け目であるクレバスには、数百メートルの深さのものもある。幸いイモトは同伴していたカメラマンにロープでつながれていたため落下は免れた。
動物好きとして知られている“ムツゴロウ”こと作家の畑正憲氏や女優の松島トモ子は、かつてライオンに噛まれた経験がある。畑氏はライオンに指を噛まれ右手中指第一関節を失い、松島トモ子はライオンに噛まれて頭部が割れ大量出血したという。危険な目に遭ったのにもかかわらず、トラウマになることなく、動物をこよなく愛している畑氏や松島トモ子にはただただ感服する。
お笑いタレントの狩野英孝は『坂上探検隊』(フジテレビ系)のロケで、アフリカのサバンナで着ぐるみ姿で猛獣と自撮りする、という企画に挑戦し、メスライオンに噛まれてしまった。幸い、噛まれたのは着ぐるみだけだったため大事には至らなかったようだが、放送されるとネットでは大炎上となった。
お笑いタレントの松村邦洋は、2009年3月、東京マラソンに参加。しかし、走っている最中に心肺停止に陥ってしまった。東京マラソンで配備されていたAED(自動体外式除細動器)によってすぐに処置されたため、無事蘇生。救急車の到着を待っていたら、危なかったという。
1990年代に人気だったテレビ番組『進め!電波少年』(日本テレビ系)の撮影は、相当危険だったという。番組ではオンエアできないほどのハプニングも多く、ドロンズの石本武士は、アメリカ大陸をヒッチハイクしていた際に、少年グループからナイフを喉元に突きつけられたり、アメリカのミネソタ州では車が見知らぬ車から缶を投げつけられ、銃を3発発砲されたという。また、ペルーの旅では石本に同行したスタッフのカメラ狙いで襲ってくる者もいたそうだ。
一般人であっても、芸能人であっても、不慮の事故や病気には気をつけたい。