扱いは優勝レベル?「6位」の本田真凜を大報道するスポーツニュースの“怪”

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扱いは優勝レベル?「6位」の本田真凜を大報道するスポーツニュースの“怪”

 2018‐2019年のフィギュアスケートシーズンが開幕し、9月27、28日に開催されたネーベルホルン杯に三原舞依、本田真凜の両選手が出場した。

「ネーベルホルン杯はチャレンジシリーズの試合です。GPシリーズ前にトップ選手が調整を兼ねて出場することが多いので、新シーズンの仕上がり具合や勝敗の行方を見る一つの指針になっています。今回はアリーナ・ザギトワ選手が圧倒的な強さを見せ優勝したことが大いに話題になりました」(スポーツライター)

 五輪で優勝した選手が次のシーズンに失速することや、休んでしまうことが少なくないなか、2位を30点近く離す圧倒的な点差で優勝したザギトワ選手。しかし、日本のスポーツニュースの扱いはいささか違ったようだ。

「ザギトワ選手はもちろん、一昨年の同大会で優勝した三原選手も出場しており、三原選手は2位で表彰台に乗りました。それなのに取り上げ方は『本田真凜が出場したネーベルホルン杯』だったのです。世界的人気の優勝選手でなく、表彰台に乗った日本人選手でもなく、6位入賞の選手をメインに扱うのは、さすがにどうかと思いました。一般の視聴者に少しでも受けるように、ということなのでしょう」(前出・スポーツライター)

 他のスポーツでも、表彰台に乗った選手を差し置いて、人気選手ばかり取り上げる報道姿勢はよく見られることではあるが、さすがに目に余るということなのだろう。

 果たして、報道が結果を残した選手を取り上げるようになるのが早いか。それとも、本田選手が人気に見合った結果を残すようになるのが早いか。

(芝公子)

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