オンライン公開!東大寺や法隆寺に使われた伝統文様を集めた江戸時代の図案集「八丘椿」 (2/4ページ)
江戸時代に刊行された図案集ですが、詳しい年代は不明。この図案も求古図譜と同様に、明治宮殿の建設する際に参考資料として使われたものです。著者は田口友樹という人物。
八丘椿のはじめには江戸時代の国学者で歌人の村田春門(むらたはるかど)による序文が記されています。春門は本居宣長 (もとおりのりなが) の門人だった人物。
描かれている文様は東大寺や法隆寺の建造物や所蔵物に使われているもので、主に鳥や植物をモチーフにした文様が掲載されています。