耳の不調を感じたら「サウンドメディテーション」で自律神経を整える (3/3ページ)
たとえば通勤通学中には、自動車やバイクの走る音に交じって、スズメやハトの鳴き声、街路樹が風に揺れる音を聴くことができます。雨の日や川の近くを歩けば水の音を聴くこともできます。
また、人工音ではありますが、電車内に響く走行音には「ホワイトノイズ」という自然音の一種が含まれており、リラックス効果があるといいます。
こうした日常生活の中の「自然音」を意識して耳で拾っていくことで、耳のトレーニングになります。
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実際に自然の中に身を置くときは、目を閉じて、様々な音から自然そのものを感じ取るようにしてみましょう。
また、動画やCDで自然音を聴くときには、耳を澄まさないと聴こえないくらいの音量に設定します。そして、音から感じる情景をイメージして、どんな音が聴こえるかを意識するのがポイント。
1日1分でも良いので、リラックスして楽しみながら、継続的、定期的に聴くことが大切です。
(ライター/大村佑介)