露出、鞭打ち、羞恥プレイ!『私の奴隷になりなさい第3章 おまえ次第』 (1/2ページ)

まいじつ

露出、鞭打ち、羞恥プレイ!『私の奴隷になりなさい第3章 おまえ次第』

映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『私の奴隷になりなさい第3章 おまえ次第』

配給/KADOKAWA 10月13日より池袋シネマ・ロサにて公開
監督/城定秀夫
出演/毎熊克哉、杉山未央、福山理子、範田紗々、榊英雄ほか

壇蜜主演で大ヒットしたSMエロス作『私の奴隷になりなさい』(12年)の、新たな趣向を凝らした新章の第2弾『同・第2章 ご主人様と呼ばせて下さい』に続く第3弾である。ただし、今回も壇蜜は不在。そうガッカリしなさんな。補って余りある過激なエロスと、ソソられる新しい女優がお迎えしてくれるぞ。

大手広告デザイン会社に勤める目黒(毎熊克哉)は、数年前に人妻を調教した実績を踏まえ、今では何人もの女奴隷を飼っていた。そんなある日、繭子(杉山未央)という強烈に調教願望を刺激させる美女と出会い、運命が狂い始める…。

男の悲哀、女の強さ

第2章から引き続き今回も監督は城定秀夫。ピンク映画界で鍛えたワザも引き続き健在。というより“進化”している。「濡れ場はいつも以上に力を入れた」と豪語するだけあって、鞭打ち、露出、羞恥などのプレイに力を入れる。無機的ではなく、精神的にどうなのか、をきっちり描く。特に、渋谷スクランブル交差点で全裸? の趣向はゾクゾクするほど見事だった。今回、最初は地味な書店員のヒロインがやがて、SM行為によって徐々に輝きを増してゆくプロセス、男女の主従、支配・非支配が逆転してゆく構図もSM作品としてはよくあるパターンとはいえ、まさに王道を征く、である。

主演の毎熊クンが、宣伝キャンペーンの余興でもやっていた女王様から鞭を食らうシーンは劇中にもあって、なるほど、男は結局こういうところに落ち着くのか、彼を見るにつけ、男の悲哀を感じ、対する女性の強さを感じ、妙に得心した次第であった。

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