光がまったく届かない地底で光合成細菌が発見される。予想外の生存メカニズムの発見で、火星生命体への期待度アップ (3/3ページ)

カラパイア

それは光合成を行わない祖先の生活を反映したものかもしれません」とプエンテ=サンチェス氏は説明する。


・火星にも生命体が?期待が高まる

 そして、このことは地球だけでなく、火星のような場所の生命についても示唆に富んでいる。

 「これまで知られていなかったシアノバクテリアの生態的ニッチは、その起源や進化モデルを示唆しているとともに、地球以外の天体における現在や過去の生態圏をも指し示しているかもしれません」とプエンテ=サンチェス氏は話す。

 もちろん彼は、火星の地下にシアノバクテリアが潜んでいると言っているわけではない。しかし、未知の環境で生命が生きられる方法について理解を広げてくれたことは確かだ。

 この発見は『PNAS』に掲載された。

References:sciencenews / pnas/ written by hiroching / edited by parumo

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