我ものを握る片手…(笑)下ネタも風景も盛り沢山、葛飾北斎は川柳も名人だった! (3/3ページ)
ちなみに田毎の月に関しては、歌川広重が素晴らしい絵を描いています。
歌川広重「六十余州名所図会 信濃更科田毎月鏡臺山」
「八の字のふんばり強し 夏の富士」
なんとも健やかで爽快感のある一句です。とろけそうに暑い夏の日にも、赤い地肌をむき出しにし、八の字に足を広げて踏ん張る富士の強さ、めでたさよ。
手に取る人の心の憂さを吹き飛ばして笑顔にしてくれる、まるで浮世絵みたいな川柳。まさに、北斎にしか詠めない「北斎川柳」です。
北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」Wikipediaより
おまけ 辞世の句「ひと魂でゆく気散じや 夏の原」
枷になる邪魔な身体は置いていって、俺ア魂だけで気晴らしの夏休み旅行に出発するぜ!いやっほうい!と大盛り上がりで逝った北斎じいさんなのでした。享年90歳。
天保13年、82歳(数え年83歳)頃の自画像(一部)Wikipediaより
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