日本人の偉大な発明「点字ブロック」は友達の為に自分のお金を使って世界で初めて開発された (1/2ページ)
駅のホームや歩道などで見かける黄色のボコボコがついたプレート。あれは「点字ブロック」といって、目の不自由な方が一人でも外を歩けるように取り付けられたものです。
このブロックには、まるいポチポチのついた「点状ブロック」と、突起が平行線になっている「誘導ブロック」の2種類があります。前者は注意を喚起するためのブロック、後者は進行方向を示すためのもので、二つを相互に組み合わせて使われます。
友だちの為、自分のお金を使って開発した点字ブロック点字ブロックは、岡山県で旅館を経営する三宅精一(みやけせいいち)が目の病気を患っている友だちのために自分のお金を使って開発したのが始まりだといわれています。
点字ブロックの父・三宅精一
三宅の実家はもともと果物屋さんでした。彼は、三男四女の長男だったのですが、17歳のとき父親が急逝、父親に代わって、一家8人の生活が支えなければなりませんでした。
その後、終戦を迎えますが、当時は物資が極端に窮乏した時代。混乱の最中、三宅は果物屋を廃業、岡山市に移り旅館を始めます。そして、少しでも家計の助けになればと、旅館業のかたわらで様々な発明を手掛けました。
点字ブロックはそのような背景の中で生まれたのです。
世界で一番最初に点字ブロックが取り付けられたのは1967年のこと。三宅が暮らす町にある盲学校近くの交差点に取りつけられました。
世界初の点字ブロックは当初誰からも理解してもらえず当時は、誰からも理解してもらえませんでした。三宅は、盲人の保護のためにと、全国に約4000の市町村に、この「点字ブロック」寄贈していきました。
しかし、注文はひとつも来ませんでした。