暴行・凌辱された娘のカタキを討つ“ダイ・ハード親父”『デス・ウィッシュ』 (2/2ページ)

まいじつ

あえて競馬用語で表現するなら、500万下とGⅠ級ぐらいの差がある。特に娘役のカミラ嬢は特筆もの。モデルあがりで、レオナルド・ディカプリオの新恋人ともウワサされたほど。レオ君も性懲りもなく好きだよね、このタイプ。気持ちは良く分かるけど。

冒頭の“落花狼藉”シーンの恐怖の表情も、病室で意識不明のまま横たわる痛々しい姿まで、ウ、美しすぎるぜ。これまでの作品で、セクシー美女にこだわってきたロス監督の審美眼は確かなもの。オリジナルの主戦監督マイケル・ウィナーってあまり女優のグレードに関心なさそうだったしね。

とにかくウィリス親父が、「こんな美しい大事な娘をキズものにしやがって、てめえら、人間じゃねえ! 全部まとめて地獄にたたき落としてやらあ」と激怒するのも無理もないよなあ、と観客に思わせる説得力十分! 主演とヒロイン、“外道”監督ロスのおかげで、軽々とオリジナル超えの希有の例となった。秋の一番のお勧め作!

「暴行・凌辱された娘のカタキを討つ“ダイ・ハード親父”『デス・ウィッシュ』」のページです。デイリーニュースオンラインは、秋本鉄次のシネマ道ブルース・ウィリス映画カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る