臨床実験で検証済み。食べると高確率で悪夢を見るハンバーガーを期間限定で販売するバーガーキング

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臨床実験で検証済み。食べると高確率で悪夢を見るハンバーガーを期間限定で販売するバーガーキング
臨床実験で検証済み。食べると高確率で悪夢を見るハンバーガーを期間限定で販売するバーガーキング


 その理由はハロウィンだから。

 バーガーキングが11月1日まで期間限定で販売するのは、食べると高確率で悪夢を見ることができるというハンバーガー「ナイトメアキング」だ。

 んなもん気のせいだろう。と思うかもしれないが、独自に開発したチーズとタンパク質の配合により、実際に悪夢を見る確率が跳ね上がることが「臨床的に証明」されているらしい。

 この悪夢エフェクトは独自に実施した眠りの研究によっても裏付けられているそうだ。

・臨床実験の結果、悪夢を見る確率が3.5倍に跳ね上がることが判明

 緑色のバンズが特徴のハンバーガー「ナイトメアキング」が、食べた人を悪夢へと誘うかどうか実証するために、バーガーキングはフロリダ睡眠神経診断サービス(Florida Sleep and Neuro Diagnostic Services)の協力をあおぎ、ナイトメアキングを食べた人25人と食べてない人25人の眠りと夢を調査した。

 睡眠の専門家ホセ・ガブリエル・メディナ博士によると、悪夢を見るのは全体の4パーセントであることが従来の研究から明らかになっているという。

 しかし、「ナイトメアキングを食べた人では、その割合が3.5倍」にも跳ね上がったのである。

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・悪夢を生み出す要因は「タンパク質とチーズの独自の配合」

 バーガーキングによると、このおそるべき悪夢エフェクトを生み出す秘訣は「タンパク質とチーズの独自の配合」だそうだ。

 睡眠のサイクルにはレム睡眠というもっとも夢を見やすい段階があるが、この独自配合がレム睡眠を阻害して悪夢を誘発するのだという。


Burger King | Feed Your Nightmares

・食事と夢の関連性は?

 実際に寝る前に食べた食事と夢に関連性はあるのだろうか?

 2005年のイギリスで行われた調査によると、世界三大青カビチーズの1つ「スティルトンチーズ」に悪夢を見る効果があることがわかったという。

 眠りにつく30分前にスティルトンチーズ20gを食べた男性の75%と女性の85%が、奇怪で鮮明な夢を見たそうだ。

・寝る前に食べると高確率で「奇妙で鮮明な夢を見る」不思議な食べ物とは?? : カラパイア

 ナイトメアキングにもチーズが使用されている。するってーともしかしたら悪夢を見る可能性はあるのかもしれない。

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 また、夢と食事の関連性に関してはこんな研究結果がある。

 2015年の『Frontiers in Psychology』に掲載された研究によると、空腹であるほど鮮明な夢を見やすいようだ。

 その原因としては、空腹が脳にそのような影響を与えている可能性と、食事の間隔が空いた理由が朝寝坊で、そのためにレム睡眠の回数が多くなっている可能性が考えられる。

 なおこの研究からも、辛いものやチーズなど、悪夢を引き起こす食材があると考える人が多いことも判明している。

 理論的には、眠りに影響を与える栄養素を含む食材があることも確かだ。

 だが、そうした食材は胃腸に負担がかかるために眠りが阻害されるという可能性もある。あるいは、単純に食べると悪夢を見るという思い込みが原因ということもあるだろう。

 バーガーキングの研究は学術誌に掲載されたものではないが、ハロウィンの話のネタとして試してみるには楽しそうだ。

 とは言えアメリカのバーガーキングの話であり、日本でのバーガーキングでは販売情報がないのが残念。スティルトンチーズで試すしかないな。

 ちなみにアメリカのバーガーキングでは真っ黒なブラックチェリー味のフローズンファンタも同時発売中だそうだ。

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References:thetakeout/ written by hiroching / edited by parumo
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