ベテラン経営者が語る、人間としての格の高めかた (2/2ページ)

新刊JP

「勝っても負けても自分を認めることが幸せの第一条件であると私は言いたいのです」という久米氏の言葉は、多くの日本人の心に響くはずだ。

■周囲のことまで自分ごととして考えることができれば、格は高くなる

もう一つピックアップしよう。
「人格」の良し悪しはそのままその人の評価につながるもの。では、人格はどのようにして決まるのか? 久米氏の答えは「自分の認識している範囲がどこまであるかによって決まる」というものだ。

例えば、乗っている自動車の四隅までを自分の体だと考えることができる人は、運転手として格が高い、逆に車を自分の体の一部と捉えられない人は格が低いということになる。
つまり、自分の周囲にいる人たちを何人くらい認識できるかによって、「人間としての格」すなわち「人格」が決まるのだ。

自分さえよければいいという自己中心的な振る舞いをしてしまう人は多い。だが、「自分は仕事を頑張っているから、それでいいじゃないか」と強調するばかりでは、格は高くならない。周囲にいる人たちのことも自分ごととして捉え、手を差し出したり、面倒を見たりすることで格が高くなっていくのだ。

 ◇

自分の人生は自分だけのものではない。日本人は「和の精神」で助け合いながら生きてきた。
もし今、生きづらさを抱えているならば、一度冷静になって自分の周囲を見渡してみてはいかがだろう。そこに苦境を抜け出すヒントがあるのかもしれない。

本書では、日本人論や人生論、理性論など、私たちの生き方に関係する幅広いトピックが語られている。変化の速い現代社会の中で、より良く生きていくためのアドバイスを受け取ってほしい。

(新刊JP編集部)

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