インパルス堤下の芸能活動再開とコンビ継続に「だって吉本だから」との声

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インパルス堤下の芸能活動再開とコンビ継続に「だって吉本だから」との声

 二度にわたる交通事故で無期限の謹慎処分となっていたお笑いコンビ「インパルス」の堤下敦が10月23日、芸能活動を再開することになった。所属事務所のよしもとクリエイティブ・エージェンシー(吉本興業)が発表したもの。板倉俊之とコンビを組むインパルスは解散せず、コンビ活動も行っていくとしている。

「堤下は交通事故のほかにも、ネット配信中に酔っぱらってユーザーに暴言を吐くなどの問題行動を連発。そして後輩など目下に対しては高圧的に出ることでも知られており、ミスを犯した番組ADにマッパでの逆立ちを強要したとさえ言われています。そんな堤下の謹慎中に、相方の板倉は“腐り芸人”キャラが開花してブレイク。コンビのネタを書いていたのも板倉ですし、連載マンガの原作も手掛けるなど多才ぶりでも知られることから、なぜ今さら堤下とのコンビを復活するのかと、疑問の声が寄せられています」(お笑い系のライター)

 ネタ見せ番組がほぼ皆無の現在、インパルスがコンビでの活動を再開したところで、テレビで活躍できる余地はほとんどなさそうだ。また堤下個人に関しても、ふたたび何らかの事件を起こす懸念はぬぐい切れず、ピン芸人としても使いづらいのは否定できない。それなのになぜ、コンビを解散しないのか。

「お笑い好きの間では『吉本らしい』との声が聞かれます。というのも吉本の所属芸人コンビでは、片割れが事件を起こしてもコンビを解散しないのが常だからです。2006年に未成年女性を相手に不適切な行為をしでかし、専属契約を解除された山本圭壱でさえ、2016年11月に吉本への復帰を果たし、加藤浩次との『極楽とんぼ』を復活。ほかにも2009年に傷害事件で逮捕されたメッセンジャーの黒田有や、2016年に当て逃げで書類送検されたNON STYLEの井上裕介もコンビ活動を継続しています。また芸人ではありませんが、交際相手への暴行で書類送検されたダンスユニット『エグスプロージョン』のおばらよしおも、以前と変わらずユニットとして活動中。このように吉本の所属タレントは、どれだけ不祥事を起こしても事務所に守ってもらえるわけです」(前出・お笑い系ライター)

 お笑い界を見渡せば、忍び込んだ高校から制服を盗んだことで逮捕された「キングオブコメディ」の高橋健一は、逮捕後にコンビを解散している。ただし高橋の場合は窃盗罪等により懲役2年6ヵ月・執行猶予4年の有罪判決を受けており、いずれも不起訴となった前述の芸人たちとは事情が異なるのも事実。どうやら吉本芸人たちは有罪判決を受けない限り、コンビを解散しないで済むようだ。

(金田麻有)

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