お金を持ち歩く時代はもう終わり! テクノロジー時代の金融と投資で覚えておきたいこと (2/2ページ)
■貧富関係なく世界に広がる「暗号通貨」をおさえる
このフィンテックは新たな「通貨」を生み出しました。
それが昨年から注目を集めている「仮想通貨」です。「暗号通貨」とも呼ばれ、有名な「ビットコイン」も暗号通貨のひとつと言えるものだと久田氏は言います。
本書によれば、現在の暗号通貨の市場には15兆円のビットコインが流通しているといいます。
最初は海外で使い始めましたが、意外なことに貧しい国でも早くから使われていたといいます。
ビットコインが盛んに使用されている国の一つが、中南米のカリブ海に位置するキューバ共和国。キューバは社会主義国家ですが、2015年にアメリカと国交が回復までは関係が断絶しており、人もお金もモノも交流することができない状態が続いていました。
一方、アメリカにはキューバからの亡命者や移民が多く、故郷に住む家族に送金をしたいと考えるものの、送金手段がありません。そこで使い始めたのがビットコインだったというわけです。これまでの「お金」ではない、新たな「お金」がこの暗号通貨なのです。
通貨のカタチが大きく変わりつつある時代。新たな「お金」への参入は、投資としての側面からも大いに注目されています。
ただし、その中身は玉石混合。久田氏自身も、フィンテックの世界に入って数年を経て言えることは「特に暗号通貨の道で成功するために一番重要になってくるのは、『正しい情報をくれる人材に会う』ということ」だと述べます。

本書はフィンテックの概要や歴史から、久田氏おすすめの暗号通貨まで幅広く取り上げており、まさに初心者向けの一冊となっています。ぜひ本書を通して、「フィンテック」の世界を覗いてみてください。
(新刊JP編集部)