性別適合手術 経験者が語る「激痛」 (1/2ページ)
■OLになりたすぎて〇〇切りました
身体は男性で心は女性…身近にいたらあなたはどう感じるだろうか。
LGBTの問題がよく取り上げられるようになった。SNSでの拡散や、最近はテーマとして扱う書籍も見かける。数年前まではほとんど知られていなかったが、今ではかなり一般的な言葉となっている。芸能界を見てもタレントの同性愛カミングアウへのハードルは以前よりは下がっているといえるだろう。世の中の「LGBT受け入れムード」もあり、オープンにする例も増えてきた。
ビジネスの世界もこの動きに呼応している。たとえば不動産でいうと、LGBTフレンドリーのシェアハウスが東京につくられた。取り組みは多様的かつ寛容になっている。
しかし、徐々に社会に浸透しているものの、いまだ偏見の目を向けられることが多いのも事実である。法が整備されているわけではないので、LGBTの悩みが全て解消されるにはまだまだ遠い道のりがある。
そんななか、「T」にあたる「トランスジェンダー」に注目したい。カラダとココロの性が一致しないことを指し、「性同一性障がい」として手術を望む人もいる。当事者にとっては非常に深刻な問題だ。打ち明けたくても打ち明けられず、隠して生活し続けることも珍しくはない。
その「性同一性障がい」に悩みながらも、手術をして戸籍を女性に変え、OLとして働くひとりの「元」男性が、上川依子さんだ。手術を受ける前の葛藤や術後の苦労まで、自身の経験をtwitterやPixivで笑いをまじえつつ紹介。コミックエッセイ『さよならちんちん ウェルカムまんまん』(実業之日本社刊)に、それらのネタをまとめている。
上川依子(よりぴちゃん)は会社員として働いていた。男性の「アレ」を隠している以外は至ってマジメなOLだが、会社が倒産することを知り絶望。その後の就職活動で戸籍のことを聞かれ、「男か女かで詮索されるのは煩わしい!」と考えた末、ある結論に…。
「そうだ、タイで「アレ」とおさらばしよう!」
タイで性別適合手術を行い、戸籍を女性に変えることを決意した。