『昭和元禄落語心中』岡田将生と山崎育三郎の名シーンに釘付け (2/2ページ)
一方の初太郎は、師匠に連れられて満州へ、軍人たちを落語で慰問する旅に出る。それを立派に勤め上げ、師匠から「地獄を見てまた腕を上げやがった」と言われるほど技術を磨き、帰国後の寄席を満席にしたのだった。
■菊比古と初太郎が心を通わせた第2話
菊比古の抱く嫉妬心に感情移入してしまう第2話だったが、それと同時に2人の関係性にニヤニヤしてしまう回でもあった。親に捨てられてしまったという境遇からかなかなか笑顔を見せない菊比古だが、初太郎の前ではほおの筋肉がゆるみ、はにかむような笑顔を見せる。
また、ともに風呂に入るシーンが2度あり、舞台袖で不器用な初太郎が菊比古に自分の羽織紐を結ばせるシーンがあり、眠れないという菊比古のために初太郎が“よく眠れる落語”だという「あくび指南」をやってあげるシーンがあったりと、将来の名人たちが無邪気に心を通わせる瞬間につい引き込まれてしまった。
現代パートですでに助六が死んでいると分かっている中、今後の展開を見守るには、かなりの度胸が必要そうだ。