例外的な措置。聖職者カイレスの墓が王室のファラオたちが眠るピラミッド付近で発見される(エジプト) (2/2ページ)

カラパイア



1_e1
花崗岩でできたカイレスの完全像
image credit:Czech Institute of Egyptology, Faculty of Arts, Charles University

・カイレスの任務

 カイレスは、王の国政の監督官で、独特な経歴をもっており、次のようなことを任されていた。

・「朝の家」の秘儀を守る。
・王宮の執事
・「命の家」の執事
・ファラオのサフラー、ネフェリルカラーのピラミッド建築に従事した聖職者たちのとりまとめ役
・女神ハトルの祭司
・ふたつの王座(すなわち南北エジプト)の守り人

 朝の家は、王が朝やってきて朝食を召し上がり、着替えをする特別な場所。命の家は、エジプト人たちが、知識や宗教哲学の論文を記録したパピルスの巻物を保管しておいた施設のことだ。

 エジプト考古省とサッカラの考古学視察団が緊密に協力して、発掘が進められている。

References:heritagedaily / cegu.ff/ written by konohazuku / edited by parumo
「例外的な措置。聖職者カイレスの墓が王室のファラオたちが眠るピラミッド付近で発見される(エジプト)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る