東日本大震災から7年半…「牛のチカラを借りながら農地を守る」 原発事故で途絶えた幻の「飯舘牛」、復活にかける想い (2/4ページ)
しかし、原発事故により全村避難を余儀なくされ、加えて風評被害や汚染への懸念もあり、多くの畜産農家が廃業してしまいました。
こうした中、震災によって“幻の牛”となってしまった「飯舘牛」の復活を目指すべく立ちあがったのが、畜産農家の山田猛史(やまだたけし)さん。2017年3月に避難指示が解除されて以降、飯舘村での畜産の安全性を検証すべく、県や専門機関と共同で牛の放牧実証試験を実施しています。
2018年に入ってからは、昨年に続いて2回目となる水田での放牧試験や、原発事故後初となる牧草地での放牧試験も実施。3カ月間の放牧中に牛が食べた草の量に加え、牧草・土壌・牛の血液の放射性セシウム濃度などを毎月県が調査しています。これまでの放牧実証試験で、牛を安全に飼育できることは既に検証済みです。そして、村内では地道な努力を重ねる山田さんに刺激を受け、カスミソウなどの花きを中心に営農を再開する農家の姿も。飯舘村の人たちは、その努力や葛藤、様々な想いの中で、未来に向けて少しずつ前進し続けています。
本動画では、復興のシンボルともなる「飯舘牛」の復活にかける山田さんの想いと、前に進む姿を描きました。
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避難する時から「帰ってくる」と決めていた、という山田さん。 “幻”の「飯舘牛」の復活を目指し活動している。