「激しいぶつかり合いと“矛盾”に注目!」 ラグビー世界最高峰 フランスリーグ TOP14 好カードの見どころを、元日本代表・大西将太郎さんが解説 (2/3ページ)

ラグビーリパブリック

もし日本のトップリーグがプロ化を目指すなら、TOP14がひとつの理想像になるのではないでしょうか」

──そんな中、11月4日(日)は、大西さんが解説されるTOP14第9節のリヨンvsスタッド・フランセがWOWOWで無料放送されます。

「普段WOWOWでラグビーを見ない方々がたまたまTOP14をご覧になったら、解説者として『ラグビーはどこを見たらおもしろいのか』をお伝えできればと考えています。ラグビーの楽しさが詰まっているリーグですので、そういった方々に興味を持っていただけるチャンスの日です。ひとりでも多くの方に見ていただきたいですね」

──そのリヨンvsスタッド・フランセの注目ポイントをお聞かせください。

「両チームとも、ひとりひとりが愚直に役割を果たしています。リヨンのフランカー、リアム・ギル(元オーストラリア代表)はその象徴的存在です。ホームのリヨンが6位(勝ち点21)、アウェーのスタッド・フランセが2位(同27)と好調で、伝統もあり、復活を目指すプロセスが似ているチーム同士の対戦でもあります。勝つことでさらにチームの勢いが加速する、そんな試合になることでしょう」

──大西さんが注目している選手をお教えください。

「リヨンはCTBチャーリー・ナタイ(元ニュージーランド代表)が活躍中です。リアム・ギルと同じくチームプレーに徹する働き者で、どういうチームを作っていくか明確になっているからこそ彼らの活躍が光ります。スタッド・フランセは、かつて南アフリカ代表を率いたハイネケ・メイヤー新ヘッドコーチのスタイルを、スクラムハーフのピート・ファンジルとスタンドオフのモルネ・ステイン(ともに元南アフリカ代表)が理解していることで、チームとしてやりたいことができているのではないでしょうか。ケガしていたNo.8セルジョ・パリッセ(イタリア代表)が復帰しましたし、体にキレがあるCTBガエル・フィクー(フランス代表)の存在も効いています」

──その他のチームについてはいかがでしょうか?

「近年、上位にいたチームが下位にいて、古豪と言われてきたチームや昨シーズン不調に終わったチームが上位にいるという状況ですね。現在首位(勝ち点30)のクレルモン・オーヴェルニュは昨シーズンの失敗(9位。

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