ブラックホールがやってのける(吸い込む以外の)とんでもない10のこと (3/9ページ)
・8. ときおり木星サイズの唾を吐き出す

References:Milky Way’s Black Hole Is Throwing Cosmic Spitballs / image credit:NASA
ブラックホールの理論とシミュレーションによると、いて座A*には1万年に一度に頻度で近づき過ぎた星が落下し、スパゲッティのように引き伸ばされているという。
そのとき、犠牲者の半分は飲み込まれてしまうのだが、もう半分は宇宙に放り出される。さらに落下する犠牲者の一部は、ある距離で合体して惑星くらいの大きさの破片になる。
おそろしいのは、その破片が海王星か、下手をすると木星くらいの大きさになって時速320万~3220万キロという速さで宇宙に向かって吐き出されるという点だ。
この現象を潮汐破壊現象(tidal disruption event)というが、これによって天の川の一生のうちで1億個もの天体が吐き出されるだろうと考えられている。なかには地球に向かって飛ばされるものだってあるだろう。