あれもこれも日本刀に由来!意外と多い暮らしに根づいた「日本刀」にまつわる慣用句を一挙紹介 (3/4ページ)
【付け焼刃/つけやきば】
先ほどの「急刃凌ぎ」よりは少し時間があるものの、しっかりと刀を鍛えて刃を研ぎ上げるまでの余裕はない場合、とりあえず地金(じがね)に刃金(はがね)をつけて、それらしく打った状態。
それなりには斬れるものの、ここ一番で役に立たないことから、にわか仕込みの浅知恵などを言うようになりました。
【鍔迫合い/つばぜりあい】
竹刀の鍔が迫り合う様子(黄円内)。Wikipediaより。
鍔(つば)は柄と刃の間にはさんで手を防護する部分。
互いの刀が激しく打ち合われ、鍔同士がガチャガチャ言う(迫り合う)ほど肉薄した状態。
転じて、互いに一歩も譲らないギリギリの状況で戦うことを言います。
【頓珍漢/とんちんかん】本来、相槌は「トンテンカン」と打ちたいところ、調子が狂って「トンチンカン」となってしまった様子から、転じて「おかしな言動、または人物」を指すようになりました。
頓珍漢は当て字ですが、「いきなり(頓)おかしなこと(珍)を言う・するヤツ(漢)」とは、なかなか言い得て妙です。
【抜き打ち/ぬきうち】
刀を抜いて構え、敵と対峙する「立合い」に対し、どんな状態からでもいきなり刀を抜いて打ち(斬り)かかる「居合い」。
転じて、いきなり何かすることを抜き打ちと言い、昔は学校でも「抜き打ちテスト」なんて言いましたが、最近はどうでしょうか。