【2018-2019年】インフルエンザワクチンは足りている?いつまでに打てば良い?

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秋の涼しさを感じ始めると、そろそろインフルエンザの予防接種を受けなきゃ!と思いますよね。



昨シーズンはワクチン不足の報道がありましたが、今シーズンは大丈夫なのでしょうか?



今回は、2018~2019年にかけてのインフルエンザワクチンの状況について、医師に解説していただきました。




今シーズン、インフルエンザワクチンは足りている? 



そもそも昨シーズン、ワクチンが不足した理由は?

昨シーズンは、インフルエンザワクチンの製造に使用するウイルス株が製造過程で変更になりました。これに加えて、ワクチンが適切であるかどうかをチェックする国家検定で不適切と判断されました。



この2つの理由で、昨シーズンは各メーカーのワクチン製造開始が遅れたとされています。



今シーズンは大丈夫!

今シーズンのインフルエンザワクチンは、2018年9月の時点で国家検定を通過しています。そして厚生労働省は、昨シーズンよりもワクチンの生産が可能だと発表しています。*



昨シーズンは、ワクチンの流通と接種が11月下旬から12月にずれこんだため、各医療機関で予防接種がスケジュール通りに行えず、薬卸会社への返品が相次ぎました。



これを受け、今シーズンはワクチン製造メーカーや薬卸会社がワクチンの流通量に制限をかけています。



そのため、11〜12月頃には接種ができると考えられます。




いつまでに予防接種を受ければ良い?



通常は、だいたい10月下旬〜11月下旬までに、遅くとも12月中旬までに接種を完了しておくと、予防効果は高いと考えられます。



その理由としては、その年にもよりますが、新年があけて学校や会社が始まる1月上旬〜中旬くらいにはインフルエンザの流行期に入るとされているからです。



また、予防接種をして抗体という抵抗力がつくまでに、2~3週間ほどかかるためでもあります。




流行期に入ってから予防接種をしても効果はある?



さまざまな理由で、流行する前にワクチンを打てないこともあると思います。しかし、流行期に入ってからでも予防接種を受ければ、インフルエンザにかかるリスクは低くなります。



また、インフルエンザワクチンには、脳炎や肺炎などの重症化予防の効果もあります。そのため、流行期に入ってからでもワクチンを打つことをおすすめします。




1シーズンに何回打てば良い?



13歳未満の場合

1歳〜13歳未満の人は、1シーズンに2回のワクチン接種が推奨されています。



この年齢が2回接種である理由は、免疫機能がまだ未熟であるために、1回では十分な抗体がつくられない可能性があるためです。



1回目と2回目のワクチンは、2~4週間ほどあけて接種するようにしてください。



13歳以上の場合

13歳以上の人は、1回接種が基本となります。



理由としては、免疫機能が十分であり1回で抗体が作られること、ウイルス感染を予防するリンパ球の機能が13歳未満の人と比べると十分であることからだとされています。



13歳以上で基礎疾患がある場合

基礎疾患がある人も、基本的には1回接種となります。



しかし、医師が必要と判断した場合や心配という場合には、2~4週間ほどあけて2回接種をして抵抗力をつけてもよいでしょう。




最後に武井先生から一言 

昨シーズンは、B型インフルエンザウイルスが流行しましたが、予防接種を実施していれば防げた可能性はあったと考えられています。



今シーズンは、A型・B型のどちらも流行する可能性があります。流行期に入る前に、予防接種を行っておくとよいでしょう。



参考資料

* 2018/19シーズンのインフルエンザワクチンの供給について(厚生労働省 PDFより)


【監修:医師 武井 智昭】
プロフィール)
慶応義塾大学医学部で小児科研修を修了したのち、 東京都・神奈川県内での地域中核病院・クリニックを経て、現在、なごみクリニック院長。
0歳のお産から100歳までの1世紀を診療するプライマリケア医師。
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