NHK紅白歌合戦も迫る!「ニッポンの演歌」ランキングBEST100 (3/5ページ)
いじらしい女を描いた歌を、当時、27歳の都が、“はるみ節”と呼ばれる、唸るような唱法で歌った。
松山まさる、一条英一、三谷謙……。過去に3つの芸名を名乗るも売れなかった歌手が、71年(昭和46年)、新たに“五木ひろし”と名乗って発売した勝負曲が7位だ。『よこはま・たそがれ』(作詞:山口洋子/作曲・編曲:平尾昌晃)である。「五木ひろしは、『契り』や『山河』など、紅白のトリに似合う大作演歌も得意ですが、『よこはま~』のような軽快な演歌こそ十八番と言えます」(前出の音楽誌記者)
美空ひばりの楽曲がもう1曲、ベスト10入り。『川の流れのように』(作詞:秋元康/作曲:見岳章/編曲:竜崎孝路)が8位だ。この曲の発売は89年1月11日。つまり、元号が昭和から平成に変わった直後のこと。そして、歌謡界の女王は、その約半年後に帰らぬ人に。結果的に、この曲が生前のラストシングルとなった。「まるでラスト曲として、あらかじめ想定されたような内容で、演歌の枠を超えたスケール感がある」(前出の音楽誌記者)
■『喝采』は石原裕次郎や桑田佳祐もカバー
ちあきなおみの72年(昭和47年)のレコード大賞受賞曲『喝采』(作詞:吉田旺/作曲:中村泰士/編曲:高田弘)が9位。“大切な人を亡くした女性歌手”を描いた歌詞が大きな特徴。曲調は厳密には演歌とは言い難いが、本誌読者を含む演歌ファンから圧倒的な支持を得ている。「この曲は同業者からも人気が高い曲で、石原裕次郎、由紀さおり、桑田佳祐ら、多くの歌手がアルバムなどでカバーをしています」(前同)
10位は『矢切の渡し』(作詞:石本美由起/作曲:船村徹/編曲:薗広昭)。