オランダの小さな蒸留所発。チューリップの球根からできた珍しい「チューリップ・ウォッカ」がナウオンセール!

image credit:Instagram
オランダにある小さな蒸留所、クルシウス・クラフト・ディスティラーズ(Clusius Craft Distillers)が、オランダならではの材料を使ってハイクオリティなお酒を完成させたようだ。
チューリップの球根から作ったウォッカ、その名も「ダッチ・チューリップ・ウォッカ(Dutch Tulip Vodka)」である。
その珍しさと品質の高さがウケて、ヨーロッパのミシュラン星付きレストランで提供されるなど大ヒットとなっているみたい。
・オランダならではの「何か」を生み出そうと決意
チューリップ・ウォッカを作ったのは、映画制作者から起業家へと華麗なる転身を果たしたジョリス・プットマンさん(34歳)だ。
4年前、ジョリスさんは何か新しいものを生み出してみようと心に決めた。
しかし、その「何か」が何であるかを正確に把握していたわけではなく、きっとオランダといえばのチューリップを使った何かだろうな~とぼんやり考えていた。
View this post on InstagramDutch Tulip Vodkaさん(@dutchtulipvodka)がシェアした投稿 - 2017年12月月20日午前11時56分PST
そんなある日、友人が「穀物で酒を作ってみれば?」と提案してきたのだ。
なるほど、酒か・・・。このとき、ジョリスさんの脳内にチューリップ・ウォッカのアイデアがひらめいたのである。
View this post on InstagramDutch Tulip Vodkaさん(@dutchtulipvodka)がシェアした投稿 - 2017年11月月2日午後11時14分PDT
・チューリップ・ウォッカを完成させるまでの長い道のり
じゃあチューリップでウォッカを作ってみるか!と決意したジョリスさんはすぐさま行動に移した。
だが、チューリップの球根と水でウォッカを作ることはまったく簡単なことではなかった。
それから2年、数え切れないほどの努力と実験を経てようやく蒸留プロセスを完成さた。
View this post on InstagramDutch Tulip Vodkaさん(@dutchtulipvodka)がシェアした投稿 - 2018年 4月月15日午前10時56分PDT
ジョリスさんは
友人の提案を聞いたとき、すぐに酒、チューリップ、ウォッカというキーワードが頭に浮かんだんだ。最初にできあがったチューリップ・ウォッカはまあおいしいとはいえなかったけど、興味深くて複雑な味だったよ
と振り返る。
View this post on InstagramDutch Tulip Vodkaさん(@dutchtulipvodka)がシェアした投稿 - 2018年 7月月27日午前9時11分PDT
・有機栽培農家から仕入れるチューリップの球根を使用
蒸留プロセスは極秘とのことだが、一般的な蒸留所で行われているプロセスとはまったく違うそうだ。
作るのに3ヵ月間かかり、チューリップの球根が粗悪品だった場合は台無しになる可能性があるため、オランダ北部の有機栽培農家から仕入れているそうだ。
この蒸留所では1日あたり約4800球、これまでに400万球以上のチューリップの球根を使ったそうだよ。
View this post on InstagramDutch Tulip Vodkaさん(@dutchtulipvodka)がシェアした投稿 - 2018年 1月月4日午前3時11分PST
・2種類のチューリップ・ウォッカがナウオンセール!
その後、チューリップ・ウォッカは無事に商品化されることとなり、2017年12月に販売がスタートした。
ラインアップは「ピュア」と「プレミアム・ブレンド」の2種類。「ピュア」はボトル1本が約3万9000円という高級品で、ボトル1本にチューリップの球根が約350球も含まれているという。
View this post on InstagramDutch Tulip Vodkaさん(@dutchtulipvodka)がシェアした投稿 - 2018年 7月月30日午前2時50分PDT
一方、「プレミアム・ブレンド」はボトル1本の価格が約6200円と比較的お求めになりやすい価格設定だがボトル1本あたりに含まれるチューリップの球根数も約40球と少なくなる。
カクテルに使うのもグッド!な素朴なおいしさのウォッカらしいけれどどんな味なんだろう?
ちなみに日本では、桜の花が入ったリキュールが販売されているよ。日本一の桜名所として知られる奈良・吉野発、やたがらすの「さくらさらさら」だ。

来年、お花見ついでに買うのが粋ってもんかもしれないが、便利な世の中のため楽天市場でも購入できるようだ。飾っておくだけでも気分が華やぎそうだね。
References:Instagram written by usagi / edited by parumo