お金に困っていた未亡人女性がガソリン代を全部小銭で支払おうとしていた。それを見た男性が愛ある行動に(アメリカ)

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お金に困っていた未亡人女性がガソリン代を全部小銭で支払おうとしていた。それを見た男性が愛ある行動に(アメリカ)
お金に困っていた未亡人女性がガソリン代を全部小銭で支払おうとしていた。それを見た男性が愛ある行動に(アメリカ)

 
 人間は自分だけでは動くことも食べることもできない状態で生まれてくる。誰かの手を借りてやっと食べられるようになり、歩くことができるようになる。

 今飲んでいる水だって、大勢の人の手を通って水道管から運ばれてきたものだ。誰だって1人だけでは生きていくことはできないのだ。

 だが、満ち足りた生活に慣れてしまうと、自分が誰かに助けられて生きているという事実を忘れてしまいがちだ。

 人は助け合うことで存続している。それが一番実感できるのは、誰かに直接的に助けてもらった時、そして助けてあげることができた時だ。

 カルロス・ハハ・デイビスさんはコメディアン。人の笑顔をみるのが大好きだ。カルロスさんは困った人を見かけたら、愛を伝える運動を行っている。

 そんな矢先、彼はガソリンスタンドで、ある女性を目撃した。その彼女はガソリン代をすべてペニー硬貨(日本でいう一円玉)で払おうとしていた。
・夫を亡くし、経済的に困窮していた未亡人女性

 デイビスさんとコメディアンの仲間がある日、ガソリンスタンドに立ち寄ったところ、ある一人の女性が目についた。

 彼女はガソリン代をすべて小銭で支払おうとしていたのだ。

 「なにか事情があるに違いない」そう察したデイビスさんは自分の身を明かし、「もしよかったら、自分に代わりにガソリン代を支払わせてくれないか?」と訪ねた。

 すると女性は、「私はこんなに貧しくなかったのです。つい先日私の夫が亡くなったんで。でも、誰にも経済的援助を頼めなくて…」と心の内を語り始めた。

 デイビスさんは、女性の苦しみや悲しみを知りった。

 「私たち人間は一人では生きていけない。困ったときは誰かを頼ってもいいんです。あなたが誰かを助ける時だってきっとくる。そうやってお互いに助け合うことが大切なんです」と語り、仲間たちと共に女性にハグをしたそうだ。


・デイビスさんの愛の運動

 デイビスさんの人助けはこれにとどまらない。

 他にも路上にいた男性や、経済的に困難な状況にいる女性に100ドルのチップを与えるなど様々な活動を行っている。



・デイビスさんの行動の受け取り方は見ている人次第

 デイビスさんが困っている人に、現金を渡す様子を見て抵抗を覚える人もいるかもしれない。その行為をSNSで流すことも偽善であり売名行為だと思う人もいるかもしれない。

 けれども、その「偽善」によって救われた人が存在するのは事実だし、デイビスさんの行動に触発され、誰かを助けたいと思う人が増えたのも事実だ。

 デイビスさんは自らがモデルケースとなって、自分ができる範囲のことを行っているのだ。

 誰かを助けるという行為は自己満足かもしれない。だが助けた方も、助けられた方も満足するのであれば、当事者たちにとってはウィンウィンなのだ。

 第三者がどう判断するかはまた別の話だ。

 困っている人を自己責任と突き放し、それを助ける人を偽善者と言い放つことは簡単だ。だが、誰かを助けようと行動を起こすことも意外と簡単だ。

 自分が今日を生きることができるのは奇跡ではない。

 常に誰かに助けられているのだという事実に気づき、それに感謝する気持ちを忘れなければ、未来は簡単に変えることができるのかもしれない。

References: Twitter/Laughing Squid/など / written by kokarimushi / edited by parumo
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