触覚の不思議。人は不確かな情報をもっと良く知ろうとするとき、目で見るより触った感覚を信用する傾向にある(ドイツ研究) (3/3ページ)

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 「人は状況がはっきりしないときは、触覚を頼りにするようだ。触れるということは、現実をよりしっかりと把握する確実性という感覚を与えてくれる」LMUの准教授で認知神経学者のメルレ・フェアハーストは言う。


・触覚が正しいというわけではない。触れることで得られる安心感

 触覚によって特定の状況を理解するのは、現代の神経科学にとってとても難題なように思える。結局、触覚もほかの感覚器官と同じで、良いときも悪いときもあり、すべて状況や課題によって違ってくる。

 触覚がほかの感覚よりも正確で優れているということではない。触れることで我々は安心し、気分が良くなるくれるということだ。

 「この研究は、"触覚は疑うのがもっとも難しい感覚だ"と言ったデカルトが正しかったことを示している」LMUの心理哲学科の学長オフェリア・デロイは言う。

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 こうした結果が示しているのは、日常生活や強迫性障害において、触覚によって事実確認する行為は、そうした方が確実だからというだけでなく、触覚から得られる特殊な安心感からきているのかもしれないということだ。

 「百聞は一見にしかず」ということわざがあるが、一目みてわからないものは「一見は一触にしかず」ということだ。

 この論文は『Nature Scientific Reports』に掲載された。

 というかモフモフしたものを見ると触れたくなってしまうのはなんでだろう?あれも安心感が得られるからなのか?その辺の研究も進めてみてもらいたい。

References:Philosophy of the Mind: In Touch with Reality - Neuroscience News/ written by konohazuku / edited by parumo
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